夏から秋へ~草花を楽しむ~
2学期が始まって、早いもので2週目も半ばとなりました。
子どもたちも学校での日常を取り戻しつつあるようです。
まだ日差しは強く、気温や湿度も高いのですが、子どもたちは毎日元気に遊んでいる様子が見られます。
暦の上ではすでに秋(今年の立秋は8月8日でした。)なのですが、まだまだ残暑厳しいようです。
そんな残暑を象徴するかのように咲いている夏の花。
百日紅(さるすべり)です。
学校のものはピンクですが、白や紫のものもあります。
花期が長いために百日紅の漢字が当てられたようです。
幹には樹皮がなく滑らかなので猿も滑り落ちそうということで「サルスベリ」の名前があるようですね。
俳句で詠まれる場合は夏を意味するそうです。
その横の池には茶色の変わった穂をつけた植物が。
蒲の穂(ガマノホ)です。
茶色の穂は実は雌花なんだそうです。
穂の上の黄色い部分が雄花で漢方薬になるそうですよ。
この花も夏の季語として俳句に詠まれます。
そしておなじみの花。朝顔。
理科室の南側に朝顔のネットが設置してあって、毎朝、青紫の美しい花を楽しむことができます。
もともと日本には自生してない外来植物ですが、
日本に持ち込んだのは奈良時代の遣唐使とか言われています。
江戸時代には2回もブームがあり品種改良によりさまざまな色や形のものが生まれています。
ちなみに肥後六花のひとつでもあります。
(肥後六花=肥後椿、肥後芍薬、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後菊、肥後山茶花)
夏の花というイメージがありますが朝顔は秋の季語です。
この青紫は初秋の朝の澄んだ空気のようですね。