平成30年度 3学期始業式 校長講話

 

 

平成30年度第3学期 始業式 校長講話

 

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。この冬休みの生活はいかがでしたか。

皆さんと元気に再会できて私も嬉しいです。皆さんは、何か今年の目標を決めましたか。新年のスタートにあたって、皆さんが目標に向かって、努力を積み重ねて、願いがかなえられるよう今年も4字熟語を書きました。

有志竟成(ゆうしきょうせい)」です。

これは、「強い志を持ち頑張れば目的は必ず達成できる」という意味で、古代中国で漢帝国滅亡後の戦乱を平定して、後漢を建てた光武帝が述べたとされ、「後漢書」に記されています。西暦57年に倭国の使者に有名な漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)の金印を授けた皇帝でもあります。

昨年の「奮励努力」に続き、この後、生徒昇降口に掲示したいと思います。

また、今日は、この言葉を座右の名とし、昨年、がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発で、ノーベル生理学・医学賞を受賞した、本庶佑(ほんじょたすく)先生の話しをします。

彼は、研究する上で大切なことを6つのキーワードで表しています。

好奇心Curiosity)」、「勇気Courage)」、「挑戦Challenge)」 、「確信Confidence)」、「集中Concentrate)」、「継続Continuation)」の6つです。

すなわち、好奇心を大切に、勇気を持って困難な問題に挑戦し、必ずできるという確信をもち、全精力を集中させ、諦めずに継続することです。

何をやるにしても、結果を出す人はこの姿勢を皆、貫いていると思います。

簡単には結果が出ない長い研究生活の中では、きっと心が折れそうになったり、迷いが生じることもあったと思います。そんな時にこの言葉を心の支えにしていたのでしょう。 ともすると、ものごとを簡単に諦めてしまう私たちに、諦めず粘り強く頑張ることの重要性を諭してくれています。

また、彼は、ノーベル賞受賞会見の中で受賞よりも嬉しかった体験について語っている部分があります。本庶先生はゴルフが好きなので、ゴルフ場にしょっちゅう行くそうですが、ゴルフ場に来ている、顔は知っているけど、名前を知らない人が、ある日、突然、『自分は肺がんで、これが最後のラウンドだと思っていたのが、あなたの薬のおかげでよくなって、またゴルフがきる』と話かけてきたそうです。自分の生きた存在として、これほど嬉しいことはないと語っていました。

きっと心の底から嬉しい出来事だったのだと思います。 私たちも諦めず頑張って何かを成し遂げることができれば、その先にはこうした心の底から味わえるような喜びが待っているのかもしれません。

本庶先生の研究姿勢から我々が学べることは、何かを成し遂げるにしても、結局は1日1日の積み重ねであり、その積み重ねが結果として現れるのです。

皆さんたちの中にも、自らの夢をみつけ、頑張っている人がいると思います。確信を持って、困難なことがあっても挑戦し、簡単に諦めず継続し、夢を実現してほしいと願っています。夢は挑戦すれば必ず叶うものではありませんが、挑戦なくして夢の実現は絶対にありません。

 3年生の皆さんは、いよいよ高校生活もあとわずかとなりました。3年生全員の進路決定まで、皆で支え合い応援してください。そして、就職しても進学しても、いつもチャレンジ精神を忘れず、社会人として自覚を持った責任ある行動が取れるよう成長してくれることを願います。

以上で、3学期始業式の話とします。

 

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