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熊本市の白川に架かる長六橋から三号線を二百メートル程南下し、それから西に入るとすぐ向山小学校の東門が見えます。 本校の歴史を遡ると、明治9年に創立された迎衛小学校(後に向栄小学校)と本山小学校が大正13年(1924年)に合併し、現校名の向山小学校が発足しました。 この校区には御殿跡と呼ばれるところがあり、その昔、細川藩の何代目かの殿様が別荘をつくり、その別荘跡が家臣団に下賜され、その人たちの中から私塾を開く人たちが現れ、多くの人材が育ったと聞いています。その流れが本校の前進である迎衛小学校、本山小学校につながったとも聞いています。 校内は、イチョウやクス、ケヤキ、ヘラノキ、桜などが鬱蒼としげり、夏は心地よい日陰を作ってくれます。樹木が多く、潤いのある環境を形づくっているのも本校の特色の一つです。 ところで、本校は戦後6.26水害や昭和30年代に発生した二度の火災で貴重な文書の多くは焼失し、今に伝わっていません。時折、戦前卒業された方から、同窓生に関する問い合わせがありますが、お答えできないのが残念です。「向山小学校九十周年誌」あるいは「向山小学校百年誌」が数冊ずつ学校に保存してあります。その中に、当時編集にあたった方々のご協力で、卒業生の氏名が調べてありますが、全てというわけではないようです。 ところで、校区には近年マンションなどが建ち並び、人口も増えています。もうしばらくは、この状態が続くのではないかと思います。 本校の教訓は「やさしく ただしく つよく」です。そのひとつひとつの言葉の後に「すなおで思いやりの心をもった子ども」「考えのしっかりしたけじめのある子ども」「明るく元気でがんばる子ども」と書いてあります。「このような子どもを育てたい。このような子どもになってほしい。」と願いが込められているように感じます。 この校訓を向山の教育に生かすべく全職員で力を合わせて「向山の子ども」を育てていきたいと思います。そして、向山のよさをしっかりと伝えていくことができればと思っています。 幸い本校PTAや地域の諸団体は学校の教育にとても協力していただいています。この関係をもっと深めながら、地域に開かれた学校づくり、特色ある学校づくりをめざして、これからも日々向山の教育を進めていくつもりです。 |
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