水前寺江津湖公園
水前寺江津湖公園(すいぜんじえづここうえん)
熊本市には江津湖という素晴らしい自然があります。この江津湖は、どうやってできたのでしょうか。実は、江津湖周辺は昔から湿地帯で(あるいは海岸であったともいわれています)、多くの人々が住んでいました。特に、奈良時代に地方の政治の中心となる国府が出水地方に置かれて、大きな集落ができあがりました。しかし、大雨が降ると洪水による水害が起こりました。そこで、熊本城を築いた加藤清正さんが、江戸時代の初め頃、熊本城の南西地域を洪水から守るために堤防(江津塘【えづども】)を築きました。この堤防により、湧き水が堰き止められて湖になり、今のような江津湖の形ができあがります。堤防は、今の熊本市中央区出水から熊本市南区野田に至る、約12kmのかなり長いものでした。清正さんは、併せて木山川や加勢川の流れを変えたりもしました。


この江津湖は自然の宝庫です。国指定天然記念物のスイゼンジノリ発生地でもあります。スイゼンジノリは、九州の一部に自生する藍藻類で、生息地は温度変化が少なく、年平均水温が18℃ぐらいの清冽な湧き水のある場所に限られます。


また、上江津湖の湧水群では、毎年6月頃にホタルが乱舞します。学校から徒歩10分ぐらいのところでホタルを見ることができるのは、とても素晴らしいことです。

さらに冬には、カモ等の越冬する野鳥がたくさん湖面に浮かんでいて、市民の目を楽しませています。
【交通案内】
○上江津湖は、熊本市電の「市立体育館前」で降りて、徒歩5分です。
○出水小学校からは、徒歩10分の距離です。
