5年集団宿泊教室

5年生の集団宿泊教室の様子をお知らせします。4月にオープンしたばかりの施設で、豊かな自然に囲まれたとても素敵な場所です。子どもたちの成長が楽しみです。
 

<1日目・9月30日>


出発式では、3日間のめあて「協力」について、みんなで心をひとつにして確認しました。得意なことも、ちょっと苦手なことも、それぞれ違うからこそ、力を合わせることに意味があります。仲間と支え合いながら、最高の宿泊教室にして、大きく成長して帰ってきます。行ってきます!


熊本市博物館に到着しました。秋季企画展「あなたのそばにエイリアン~身近な外来生物~」では、普段の生活の中では気づきにくい“外来生物”の存在について見学しました。このあとは、プラネタリウムで星空の世界へ。秋の空に輝く星々を、心に刻むひとときとなることでしょう。

 


二の丸でのお弁当タイムは、秋晴れの空の下でとても気持ちのいいひとときでした。ゆっくりと味わいたかったのですが、少し慌ただしく食べ終え、熊本城を背景に記念写真をパシャリ。その後、金峰山へと向かいました。

 

ヤマガラビレッジに到着すると、目の前に広がる美しい施設に、子どもたちの目が輝きました。期待に胸をふくらませながら、早速入所式を行い、スタッフの方から施設の使い方について丁寧な説明を受けました。


とても美しく整えられた施設です。あまりの興奮ぶりに、先生たちは何とか気持ちを落ち着けようと声をかけますが、その高揚感はなかなか収まりません。「こんな素敵な場所で過ごせるなんて、本当に最高!」という声があちこちから聞こえ、子どもたちの心が弾んでいる様子が伝わってきます。部屋に入り、シーツの準備をしました。

 

ウォークラリーでは、地図を片手に、グループで力を合わせながら山道を進みました。あるグループは、スタート地点で進む方向を誤り、思わずヒヤリとする場面もありましたが、無事にゴールへたどり着くことができました。汗をかきながらも、自然の中で心地よい達成感を味わうことができました。

 

クラスごとに記念写真を撮ると、学校では見られないような、リラックスした笑顔があふれていました。自然に囲まれた環境の中で、子どもたちはのびのびと、楽しい時間を過ごしています。

 

夕べの集いでは、集合時間の4分前には全員がそろい、協力して行動しようとする姿が見られました。1日を通して、子どもたちの成長をしっかりと感じることができました。

 

待ちに待った夕ご飯の時間。昼間の活動でたっぷり動いた子どもたちは、おなかがぺこぺこ。いつもよりもずっと多くの量を食べる姿があちこちで見られました。笑顔で「おかわり!」と声をかける様子から、楽しい一日の充実感が伝わってきます。
 

お風呂もとてもきれいで快適。大人数で入るお風呂は、普段なかなか経験できない特別な時間です。友だちと一緒に笑い合いながら、楽しく入浴することができました。心も体もすっきりして、またひとつ思い出が増えました。

 

「キャンドルの集い」では、一日をともに過ごした仲間との思い出があふれ、心が自然とひとつになっていくような、あたたかな空気が流れていました。
第1部では、厳かな雰囲気の中で協力の大切さを感じながら、今日の出来事を振り返りました。第2部では雰囲気が一転し、ハンカチ落としや猛獣狩りゲーム、進化ゲームなどで大いに盛り上がり、笑顔と笑い声が会場いっぱいに広がりました。そして第3部では、再び静かな時間が流れ、キャンドルの火を見つめながら、これからの2日間も仲間と力を合わせて過ごしていこうという気持ちを新たにしました。

 

今日一日の活動を振り返る「室長会議」では、明日に向けての目標を確認しました。明日の行動に生かされることを期待します。ところで、この後の消灯時間に静かに眠ることができたでしょうか、、、。

 

<2日目・10月1日>

昨夜は心地よい疲れの中で、子どもたちはぐっすりと休むことができたようです。朝はすっきりと目覚め、澄んだ空気の中、全員が時間に余裕をもって朝の集いに集合しました。5分前行動が自然にできる姿に、成長の一端が感じられます。さあ、いよいよ2日目のスタートです。今日もたくさんの経験が、子どもたちの心を豊かにしてくれることでしょう。

 

朝の食堂では、子どもたちのさまざまな姿が見られました。モリモリ食べて元気いっぱいの子、苦手な野菜にも挑戦する子、そして頑なに食べようとしない子……。それぞれの個性が光る、かけがえのない時間です。学校ではなかなか見られない一面が、ここでは自然にあふれ出しています。

 


2日目の中心となる活動は、グループで協力して行う「カレー作り」です。飯盒でご飯を炊き、まきを使ってカレーを煮込むという、自然の中ならではの本格的な調理体験。火加減や時間の調整など、どの工程にもチームワークが求められ、今回のめあてである「協力」の大切さを実感する場面がたくさんありました。初めてのことにも果敢に挑戦しながら、仲間と声をかけ合い、苦労と工夫、そしてみんなの絆が詰まった、格別なカレーが完成しました。

 

力を合わせて作ったカレーと、飯盒で炊き上げたご飯がついに完成!少し焦げてしまったご飯も、自然の中で食べるととてもおいしく感じられます。いつも食べているカレーも、「自分たちで作ったカレーは最高!」と、特別な味わいに。仲間と協力して作ったからこそ、ひと口ごとに達成感と喜びが広がりました。

 

カレーを食べ終えた後は、自分から進んで動いたり、やるべきことを見つけて行動したりすることができる子どもたちは、本当に素晴らしいです。一人ひとりの力が合わさって、最後まで気持ちよく片づけを終えることができました。

 

カレー作りも片付けも、みんなで協力しながら手際よく進めることができました。予定よりもずっと早く終えることができ、これまでの活動を振り返る時間をもつことができました。自然の中で考えると、教室の中よりも自由な発想が生まれるようです。

 

「焼杉プレートづくり」では、杉の板をバーナーで焼き、たわしで磨いたあと、思い思いの絵を描きました。金峰山の自然を描く子、集団宿泊教室での楽しかった活動を表現する子、お気に入りのキャラクターを描く子など、個性あふれる作品が並びました。一人ひとりの思いが込められた思い出の品が完成しました。

 

施設がリニューアルされ、ボルダリングなど新しい遊びの場が加わりました。子どもたちは活動の合間を縫って、目を輝かせながら思い思いに楽しんでいました。自然の中でのびのびと過ごす時間が、さらに豊かなものになっています。

 

2日目の夕べの集いは、今回同じく自然の家を利用している杉上小学校との合同で行いました。両校とも2クラス編成ですが、杉上小学校は1クラスあたり30人を超え、人数に違いがあります。集いでは学校紹介を通して、お互いの学校の特色や違いについて知ることができ、交流を深めるよい機会となりました。

 

2日目の夕食も、とてもごちそうでした。一日を通して充実した活動を終えた子どもたちは、すっかりおなかがすいていたようで、食堂に入ると目を輝かせて料理を見つめていました。1日目の夜よりも食欲旺盛で、友達と笑顔で会話を弾ませながら、楽しそうに食事を味わっていました。

 

ナイトハイクでは、グループごとに3分間隔で出発し、懐中電灯の明かりと地図を頼りに暗い山道を進みました。不安そうな表情を見せる子もいましたが、大きな声で歌を歌いながら励まし合うグループもあり、仲間の存在が心強い支えとなっていました。暗い場所が苦手な友だちを気づかい、声をかけたり手を引いたりする姿も見られ、グループの絆がいっそう深まったようです。

 

ナイトハイクを終えたグループから順にお風呂に入り、寝る準備を整えました。たくさんの活動を通して心も体もたっぷり動かした2日目。今夜はきっと、ぐっすりと眠りにつくことでしょう。大きな事故や体調不良もなく、2日目を終えることができそうです。明日もまた、素敵な一日になりますように。写真は室長会議の様子です。

 

<3日目・10月2日>

いよいよ最終日がスタートしました。眠気をこらえながら、子どもたちは朝の集いに集まりました。少しぼんやりした表情も、さわやかな空気の中でラジオ体操で体を動かすうちに、気持ちもリフレッシュされていきます。今日の時間は限られています。荷物の整理や部屋の片付けなど、やるべきことがたくさん。そんな中で大切なのは、仲間との協力。声をかけ合い、助け合いながら、最後のひとときを丁寧に過ごしていきます。

 

3日目の朝食。ご飯をおかわりして、元気いっぱいに食べる子もいれば、まだ眠そうにゆっくりと箸を進める子もいます。モリモリ食べる子どもたちの姿には、朝からみなぎるパワーを感じます。食欲は元気のバロメーター。今日も一日、たくさんの体験に向かって力強くスタートです。

 

限られた時間の中で、部屋の片づけや掃除、シーツの返却など、身の回りの整理を効率よく進めていきます。すでに整理整頓が行き届いているグループは安心ですが、道具が散乱しているグループも見受けられます。こうした場面では、一人ひとりの生活力が試されます。自分のことだけでなく、仲間と協力しながら、次の活動へ気持ちよくつなげていく力が求められるのです。

 

最後の野外活動は「ネイチャービンゴ」です。ネイチャービンゴとは、自然の中でさまざまな“発見”を楽しむゲームです。配られたビンゴカードには、「赤い実」「虫の声」「鳥の羽」「木の実」「いいにおいのする葉」など、自然の中で見つけられるものが書かれています。それらを実際に探して、見つけたらカードにチェックを入れていきます。縦・横・斜めにそろえばビンゴ達成!どんな“自然の宝物”に出会ええたでしょうか?

 

とうとう退所式の時間となりました。終わってみると、本当にあっという間の3日間でした。
この自然の家での生活では、入所式や夕べの集いなど、すべての場面で子どもたち自身が進行や挨拶を担当し、主体的に活動を進めてきました。それぞれが自分の役割を果たす中で、責任感や協力する力、そして仲間との絆を深めることができました。

 

最後の食事も、なんと「カレー」。2日連続のカレーに、子どもたちからは「僕は毎日でもいいよ!」「カレースープもあったし、3日間カレーがいっぱいだったね」「カボチャもたくさん出たよ!」と、笑顔とともにさまざまな声が聞こえてきました。
3日間の活動を思い浮かべながら、みんなで楽しく、そして感謝の気持ちを込めて、最後の食事を味わいました。

 

いよいよ、ヤマガラビレッジとのお別れです。豊かな自然に囲まれ、すばらしい施設で過ごした3日間は、子どもたちにとってかけがえのない思い出となったことでしょう。鳥のさえずり、澄んだ空気、仲間との笑顔——そのすべてが、心に深く刻まれたはずです。またいつかこの場所で、自然のぬくもりにふれる日が来ることを願っています。学校に向けて出発です。

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