2025本校の研究
1.研究テーマや研究の 進め方 について
<研究主題>
ともに学ぶ子どもの育成 ~自分と相手を大切にし、問い続ける授業を中心とした工夫を通して~
1.研究主題について
○近年の社会は予測困難で複雑化しており、教育には「子どもが未来を力強く生き抜く力」を育てることが求められている。熊本市の学力調査では、「知識・技能」はある程度身についているが、「思考力・判断力・表現力」に課題があることが明らかになった。また、学校教育目標を指標とした分析からも、児童は、「相手の意見を聴いて考えを広げる」力に課題があり、学びが一方的になりやすい実態が分かった。そのため、対話を通じて「聴く・伝える」力を育み、学びを深め合うことが必要である。
本年度は、熊本市の「学力充実」モデル校として、改めて「学ぶとは何か」を問い直し、知識・技能だけでなく、主体的に学び、問い続ける力や人間性を育てることを目指す。
○研究主題を「ともに学ぶ子どもの育成 ~自分と相手を大切にし、問い続ける授業を中心とした工夫を通して~」とし、この実現に向けて学校総体として取り組む。
2.研究のキーワード
○本研究では、「ともに」「学ぶ」「問い続ける」という3つのキーワードを軸としている。
「ともに」とは:
異なる他者を尊重し、受け入れ、協力して学ぼうとする姿勢
「学ぶ」とは:
問いを持ち、考えや対話を通して自分を見直し、新しい自分に更新していくこと
「問い続ける授業」とは:
問いを持ち、対話し、振り返りを繰り返しながら、学びを深めて自分を成長させる授業
3.本研究で育みたい力について
○「問い続ける授業」とは、単に認知的な知識の獲得にとどまらず、子どもたちが自分自身と向き合い、他者とつながりながら、学びを通して自己を更新し続ける営みである。そのような学びの過程で、以下の「非認知能力」も大切に育みたいと考える。
○本研究で育みたい力を「たっちゃんパワー」と名付けた。これは、
①「自分と向き合い、高める力」
②「他者とつながる力」
の2つを大きな柱として構成されている。さらに、それぞれの柱は、次の5つの力から成り立っている。
【自分と向き合い、自分を高める力】
1.忍耐力:苦手なことでも最後までやり抜く力
2.挑戦力:失敗を恐れずに挑戦する力
3.主人公力:他人事ではなく、自分事とする力
【他者とつながる力】
4.傾聴力:相手の思いや考えを聴く力
5.共感的受容力:相手の思いや考えを受け止め、共感する力
○これらの力は、「ともに学ぶ子ども」の根幹となるものであり、「問い続ける授業」のもとで育んでいくことを中心としながらも、行事や特別活動等、全ての教育活動をとおして育んでいく。
4.研究の仮説
「問い続ける授業」を中心に、自分と向き合い、自分を高めたり、他者とつながったりする工夫を行っていけば、ともに学ぶ子どもを育成することができるであろう。
5.研究の視点
【視点①】子どもが主体的に追求し、更新につながる「問い」と「対話」の工夫
(1)心が動く「ズレ」を生かした【問い】
(2)互いに分かりあい、自身を見つめなおす【対話】
【視点②】子どもが自分の更新を自覚する「振り返り」の工夫
【視点③】「たっちゃんパワー」を育む工夫
(1)「自分と向き合い、自分を高める力」の日常化
(2)「他者とつながる力」を育むソーシャルスキルトレーニング
