6年国語・右田先生

人物どうしの関係について話し合おう -「風切るつばさ」-

【本時の目標】 カララがクルルの隣に降り立った時に何も言わなかった理由について考えることをとおして、描写 を基にカララの心情や人物像を具体的に想像し、自分の考えを広げることができる。

1,「座席表」をもとに、友達の考えに対する思いを書き込むところから授業を始めます。授業と授業をつなぎ、友達と自分をつなぐ大切な時間です。

2,「なぜ、カララはクルルのとなりに降り立ったとき何も言わなかったのか」という問いに対し、「謝りたかったけど謝ることができなかった。合わせる顔がなかった。」という意見から対話が始まりました。


3,第一発話者の友達の意見について共感できるところや疑問に思うところを出し合い、グループで深掘りしていきます。グループ対話も積極的に参加しています。 


4,対話を重ねる中で、「カララは謝ることができないと思っているのに、なぜクルルのもとにもどってきたのだろう。」という新たな問いと出合います。


5,再度グループ対話の時間を設けます。これまでの物語の捉え、叙述をもとに問いに対する思いを語っています。 


6,「クルルを一人にさせたことを後悔している。言葉じゃなく、行動でクルルに伝えたかった。」と「クルルのためにカララが戻ってきた。」という意見が出ました。ここで「覚悟」という叙述に着目し始めます。


7,しかし、「クルルのためというよりカララ自身のために戻ってきた。このまま生きたら後悔してしまう。カララが後悔しないための覚悟。」と「カララ自身のためにカララが戻ってきた。」という意見も出ました。ここで、「誰のための覚悟だろう」という新たな問いが立ち上がります。 


8,グループ対話を経て、「やっぱりクルルのため。今度は裏切らないし、最後はクルルを助けたいという思いで戻ってきたと思う。」という意見や「みんなの話を聴いていると、クルルのためでもあるし、カララのためでもあるのかなと思う。」という意見が出され、それぞれに考えを編み直している姿がありました。


9,授業の終末では、ポートフォリオに自分の思いの丈を綴ります。ふり返りを一枚にまとめることで、自身の学びの変容を自覚できます

授業の分科会では、「国語科教育としてさらに授業の質を上げていくために」ということについて、参加された先生方と活発に意見を交流しました。助言者の本荘小学校の田畑浩二先生からは、「言語活動や指導事項について、どれだけ必要感を創出できるか」ということについて話をしていただきました。また、それらを踏まえた修正モデルも提示していただき、今後の実践に生かせる学びの深い時間となりました。

対話活動の中で新たな問いを生み出し、しっかり問題解決していった6年1組の子どもたちに感謝です。

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