校区案内
芳野小学校区には、明治の文豪である夏目漱石先生の小説「草枕」で有名な「峠の茶屋」や、漱石が実際に通った石畳の道などがあります。
夏目漱石先生の代表作である「草枕」に出てくる峠の茶屋です。「草枕」は、漱石先生が友人の山川信次郎とともに天水町小天(おあま)へ旅に出た体験をもとに書かれた小説です。 本校から西へ3km近い道のりの場所にあり、当時の道ではここが外輪山を越える地点でした。現在、家屋はありませんが、石碑が峠の茶屋の跡地を教えてくれています。 「天草の 後ろに寒き 入り日かな 漱石」– 峠の茶屋公園からは、海を隔てた島原半島や天草諸島を望むことができます。その景色は絶景です。
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現在、「草枕ハイキングコース」と呼ばれるこの道は、熊本市内から金峰山系を越えて玉名市天水町へと続いています。
石畳は、河内町岳(たけ)の竹林の中にあります。外輪山の上にある野出峠とカルデラ内の低地を結んでいる道です。漱石先生が歩いた当時の面影を、令和の今でもほとんどそのまま残しています。
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拝ヶ石(おがみがいし)巨石群は、本校東方にある拝ヶ石山の頂にあります。県道101号の交差点にある標識が現地へと案内してくれます。
現地に立つと、大きな石が二の岳に向かってコの字型に立ち並んでいることがわかります。最も大きな石は約9mの高さがあります。地元では昔から「拝ヶ石」と呼ばれています。毎年4月には「拝ヶ石敬天祭」が催されるなど、信仰の場として崇められています。
この石の付近では方位磁針が回転するなどの磁気異常が見られるそうです。
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