ふるさとを詠む「あいうえ芳野」
"芳野愛"が育まれる芳野の俳句
五七五に季語を入れれば俳句になります。子どもたちは、自分たちの故郷である芳野を俳句に詠んでいます。
豊かな自然や風景に恵まれた芳野校区ー俳句に詠むことで、その魅力は増大します。そして、子どもたちの芳野校区への誇りと愛着も育まれていきます。
ふるさと芳野を詠む「あいうえ芳野」
子どもたちの俳句は、年7回実施している漱石俳句週間において創作されています。そして、一人一人の子どもたちにおいて季節ごとの代表句を選び、毎年度末に成果物として刊行しています。それが「芳野子ども俳句歳時記」です。子ども俳句歳時記では、俳句の表現する光景を想像して楽しむことができます。
そこで、このコーナーでは「あいうえ芳野」と名付け、イメージ写真や絵を伴わせて俳句を並べてみました。例えば、
し … 霜月の 末広がりに 光る吾子
この句は、令和6年11月8日に漱石俳句活動が全国表彰を受けたことを表現してあります。「霜月」が11月、「末広がり」が8(八)日、「光る吾子」は芳野の子どもたちが光り輝いたということを表しています。イメージ図を伴わせると、かるたみたいに表記できました。
以下もふるさと芳野の四季を詠んだ句です。どの季節のどのような光景が目に浮かびますか。読まれた後で先頭の文字をクリックしてみてください。
こ … こげらかな あせだく歩く 力坂
ど … どの山が 紅く染まった 肥後三山
も … 森に霜 漱石歩く 石畳
が … 学校へ 甘い香りを 漂わせ
つ … 土筆の子 あけぼの雲海 岳つつむ
く … くれないの 空にそびえる 電波塔
ろ … 六輪に まごころ込めた 菊配り
う … 移りゆく 百年桜 巣立ちの日
次は、いずれも2年生が国語の授業で詠んだ句です。まさにかるたです。
お … おいしいな えがおになれる よし野みかん
よ … よしの ゆうめいなさくら 百年ざくら
2月の漱石俳句週間では、4年生が冬らしい句を詠んでいました。
ま … まどのぞき 目に見えたのは 冬ざくら
よ … 芳野来て 雪だとはしゃぐ 子どもたち
ここまでに12文字分の俳句を掲載しました。さらに、上に紹介していない10句が下記の五十音に隠れています。クリックして探してみてください。
「あいうえ芳野」にふさわしく、五十音で始まる俳句が揃えば楽しいですね。
※上記の写真のうち、関連する俳句にリンクしているものがあります。試しにクリックされてください。