10月
10月1日 森緑(しんりょく)の恩恵を受けながら漱石俳句ウォークラリー
爽やかな秋晴れの下、本校伝統の「漱石俳句ウォークラリー」を開催しました。
漱石俳句ウォークラリーは、今から124年前に、明治の文豪夏目漱石が現在の芳野校区を横断して旅をしたことが由来の行事です。子どもたちは歩きながら秋を探し、思いを俳句にしたためます。
下学年は、芳野中のコスモス畑で花々を鑑賞して早速俳句を詠みました。その後、みかん畑や一の岳を横目に見ながら、野出峠の茶屋公園へ行きました。ここは、漱石先生が立ち寄ったといわれる峠の茶屋があったところです。公園からは天草や島原、筑紫山地も見渡せました。子どもたちはここでも俳句を詠んでいました。
上学年は、一旦、一気に力坂を下った後、草枕の道に入りました。稲穂が頭(こうべ)を垂れる田などを見ながら歩き、石畳の道で俳句を詠みました。
上下学年は野出にある河内グランドで合流し、各学年代表の句について句会をしました。コスモスやカラスウリなどを題材とし、どれも感性豊かな句でした。
その後、お弁当を食べて帰校しました。標高400m近いところにあるグランドからも有明海や天草が見渡せます。新型コロナ対策を施しての昼食でしたが、目の前の二の岳から吹き下ろされる風は心地よく、まさに、芳野の森緑の恩恵を受けることができた一日となりました。

10月6日 学び舎の桜を救おうプロジェクト「桜の授業」
日本花の会桜の名所づくりアドバイザーで樹木医の今村順次先生、今村能子先生をお招きして、「桜の授業」を開催しました。先生方には、毎年、芳野小学校へお越しいただいています。今回も、第一部で講話を拝聴し、第二部で実際によしの百年桜の手入れ等をご指導いただきました。
第一部ではよしの百年桜の歴史や、弱っていた百年桜をお世話した卒業生等の思いなどを教えていただきました。また、手入れの仕方等も学びました。
第二部は実際に運動場で百年桜を手入れします。下学年の子どもたちは、値を傷つけないように施肥するための場所決定や穴の深さなどを具体的に教えていただきながら活動しました。上学年の子どもたちは、運動場の周囲や実りの広場で「わたしの木」を中心に、施肥をしました。
よしの百年桜は、黄葉してから落葉に向かうそうです。言われてみれば、確かに葉が色づいてから落葉しています。熊本市の平地のソメイヨシノは黄葉せずに落葉するので、黄葉を見ることができるソメイヨシノ、つまり、百年桜はそのような意味でも熊本市では貴重な存在だそうです。
今回の桜の授業は、今年度第1回目でした。第2回は、開花前の2月に開催します。より美しく開花できるように、2月にお世話をしたいと思います。

10月13日 まだまだ栄えている学級園
熊本は季節外れの真夏日が続いています。標高の高い芳野小学校でも、日中のひなたの温度計は30度以上を指します。8月中旬に低温が続いた後、今度は夏が居座っているような気候です。一旦、秋の準備を始めた花々や樹木は戸惑っていることでしょう。
そのような中でも、毎朝、環境委員の子どもたちは常時活動に励んでいます。高温と子どもたちの愛情のおかげで、植物は花を増やし続けています。
来週になると一気に気温が下がり、晩秋あるいは初冬を感じさせる気候になるそうです。子どもたちは、季節には進んでほしい半面、花が長生きできればなと思っています。

10月20日 芳野コスモス園を支える芳野中3年生
芳野中学3年生と芳野小学2年生が一緒にコスモスの種を植えた日が7月20日、最初に開花を確認した日が8月30日でした。そして今、芳野コスモス園の花々は見頃を迎えています。その花の成長を支えているのが中学3年生の皆さんです。
毎朝始業前、3年生の皆さんは芳野コスモス園で花の手入れをしています。水を撒いたり、盛りの過ぎた花を摘んだりしています。花を摘むことで次から次に花が咲き続いています。小学生が除草等で「もっと役に立たなければ」と思ってしまうほど、楽しみながら手入れをしています。
先日、畑に道具が持ち込まれました。スマートフォンなどを置いて、いわゆる“自撮り”をアシストするための台です。技術科の先生が製作されたそうです。先に持ち込まれていた中学3年製作の白いベンチに座り、コスモスに囲まれて写ることができます。
花はもうしばらく楽しめます。皆さん、ぜひ、コスモスを愛でに来てください。

10月27日 校庭の立て札等が一新
日々、芳野小の環境や子どもたちの緑化活動を支えてくださるのが学校主事の野田先生です。その野田先生が、校庭の立て札等をリニューアルされました。
学級園の立て札が痛んでいました。その札を新調されました。今回の札の脚は金属製です。これで、今までの木製よりもかなり長く立て札の役割を果たせるようになりました。
また、校庭の南にある「芳野みんなの森」の看板の文字も、「森緑」にふさわしい緑色になりました。
さらに、圧巻は鹿威し(ししおどし)です。本体に加えて土台から新調されました。水を通すパイプも塗り直されています。蓄えられる水量も増え、動く間隔を長く空けることがことが可能になりました。子どもたちのいない早朝や夜には、これまで以上に大きな音を響かせるようになっていて、動物を驚かす効果が大きくなりました。
野田先生は、先月にも緑化活動掲示板を設置されたり、「よしの百年桜」の看板を塗り直されたりしています。来校の際には、ぜひご覧いただければと思います。

