10月
10月28日 5年「芳野学」有明海環境調査
先日、5年生が「芳野学」で有明海の環境調査に取り組みました。これは単元「河内をホタルの飛び交う里にしよう」の一貫です。環境調査は7月の河内川環境調査以来2度目となります。今回も河内小学校との合同ですが、前回が4年生だったのに対して、今回は5年生とともに活動しました。
環境調査の指標は、今回も生息する水生生物です。水生生物の生息状況で、海の汚染度、換言すれば、海の美しさがわかります。子どもたちは活動班で干潮の海に入り、水生生物捕獲に取り組みました。その後、捕獲した生物の種類を調べて、有明海が美しい海であることを確認しました。最後には、この美しい海を守るために、EM団子を投入しました。
ところで、森緑だよりに海の環境調査が記事として掲載する理由ですが、ご存じのように海の美しさの源は山の緑化環境にあるからです。山から注いだ川の水が海のプランクトンの生息状況に影響し、それが今度は魚などの海洋生物の生息につながります。もちろん、人による環境への影響も関係します。
樹木の育ちは人の手が入ることでよりよくなります。山の環境も海の環境も同様です。子どもたちは「環境保全は人の営み」ということを感得しました。このことを、ずっと覚えていて、環境保全に自ら取組人でいてほしいと思います。

10月25日 第1回桜の授業
今年も桜の授業を実施しました。年2回のうちの、第1回です。
桜の先生は、今年もいずれも樹木医の今村順次様と今村能子様です。今村順次様は日本花の会の桜の名所づくりアドバイザーも務めていらっしゃいます。
授業は今年も2部構成です。第1部では今村能子様からの百年桜講座がありました。百年桜が芳野小に植樹されたときのお話や普通のソメイヨシノよりも寿命が随分と長いこと、それは芳野の子どもたちと地域の皆さんの影であることなどを教えていただきました。また、第1部の終わりには、「第2回よしの百年桜の絵コンクール」の表彰式がありました。表彰を受ける6人の名前が発表され、特選の5年生のお友達が代表で賞状を受け取りました。
第2部は運動場で緑化活動です。下学年の子どもたちは今村様のご助言に沿って、百年桜に施肥しました。6年生は「実りの広場」のいろいろな果樹への施肥も行いました。さらに5年生は「芳野みんなの森」に入り、施肥をしました。
芳野みんなの森は、借りている国有林の一部です。倒木等の危険や足場の状況のため、現在は利用を見合わせています。ですので、久しぶりのみんなの森行きに、5年生は大喜びで、張り切って活動していました。
過去3年続けて第2回目は新型コロナウイルス感染拡大のため中止しています。本年度は第2回目も開催できればと願っています。

10月21日 「芳野小中コスモス」が咲き乱れ始めました
先月の台風で勢いが失われていたかのような「芳野小中コスモス」でしたが、花々が咲き乱れ始めています。ここのところ元気が出てきたようです。
9月まではそれぞれの主たる茎を支柱で支えていました。しかし、花の広がりを演出したくて支柱を減らし、多くの茎を横倒しにしました。すると1本の主たる茎から分かれた芽から出てきた花がいい感じで横に並んだ理広がったりして咲いてくれたようです。「無理に支柱で支えておくよりも、自然に任せるほうがいいんだなあ。」と反省した次第です。
最近咲いている花は、先に咲いていた花よりも大きめです。心なしか色も鮮やかです。濃い目の赤紫色のコスモス、明るい桃色のコスモス、そして真っ白なコスモスが咲いています。1年生の子どもたちには赤紫色のコスモスが人気のようです。ある男の子は「ぼくは白いコスモスが好きです。」と言っていました。
写真のように、同じ花壇の前列を占めるサルビアとマリーゴールドの群れの中に倒れこんで咲いているコスモスもあります。コスモスとサルビアとマリーゴールドのハーモニーがとても素敵です。まだまだつぼみが出てきており、今後も咲き続けてくれるような期待があります。

10月18日 「きくばり活動」の菊のつぼみに花びらが
気配り活動のコーナーにいた1年生の子どもたちが「あれ?校長先生。何か色がついています。」と教えてくれました。アブラムシが増えたのだろうかと思って菊を見ると、つぼみが色づいています。しかし、黒ではありません。
先週、「きくばり活動」に次から次につぼみが付き始めていることをお伝えしましたばかりですが、今度はいくつかのつぼみに花びらが見え始めていたのでした。
花びらの色づき始めた鉢は2鉢です。花びらの色は黄色と紫色です。つぼみの大きさは、成人男性の親指の爪ほどでしょうか。他のつぼみと比べて大きく見えます。
しかも、よくよく見ると、多くの鉢の菊の草丈がまだ伸び続けているようです。3週間ほど前に支柱を付け替えた際に「支柱が長すぎたなあ」と思っていましたが、その支柱の先端に届きそうな勢いなのです。1年生の子どもたちよりも高くなった菊もあります。1年生はどのような気持ちで菊のつぼみを見上げているのでしょうね。
句j佐竹はまだまだ伸びつつ、つぼみに花びらが見え始めた「きくばり活動」の菊ー気温が低くなってきていますが、菊にとってはいよいよ自分のシーズン到来といったところでしょう。このまま他の菊も順調に育ってほしいと思います。

10月13日 「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」に見送られて修学旅行へ
今日から6年生が修学旅行へ行きます。6年生はフェリーで有明海を渡り、長崎へ行きます。そして、平和学習や人権学習に臨みます。
その6年生は、森緑に見送られて出発します。見送る森緑の中には「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」の花もあります(写真は前日に撮影)。実は、この花は、長崎で自ら被曝したにもかかわらず、救済活動をつづけた永井隆博士が、73年前に旧長陽中学校(現南阿蘇中学校)の子どもたちに贈ったコスモスの子孫です。当時永井博士が住まいとして使っていた如己堂の周囲に咲いていたコスモスの子孫だそうです。ですから、今日、子どもたちは「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」の代わりに里帰りをすることになります。
このような縁ができたのも、旧長陽中学校から種をもらった旧長陽小学校、そしてさらに引き継ぎ、今回本校へ贈ってくださった南阿蘇西小学校の皆さんのおかげです。これまでとは違った特別な思いで平和学習に取り組めそうです。
※文中のリンク先は本サイト外になります。

10月11日 「きくばり活動」の菊
すっかり秋になりました。菊の花の歌を思い出す今日この頃ですが、本校の「きくばり活動」に、次から次につぼみが付き始めています。
きくばり活動では、できれば一つの茎に大きな花を一つ咲かせたいと考えています。ですので、他のつぼみは摘まなければなりません。つき始めたころはもったいない感じもありましたが、今はどんどんつぼみが表れていて、追いかけっこのように摘んでいます。大輪の菊を目指して、一つ一つ丁寧に摘花していきます。
また、つい最近までは正面玄関前の階段に並べていましたが、今は庇の下に移動しました。なので、子どもたちはより近くで水をかけたりつぼみを見たりできるようになっています。
小さなつぼみが大きくなるのか、それともならないのか、先行き不透明ですが、少しでも大きい花が咲くことを願って、子どもたちはお世話をしてくれています…。

10月8日 芳野の森緑を堪能ー漱石俳句ウォークラリー
今日、全校児童が参加して漱石俳句ウォークラリーを開催しました。漱石俳句ウォークラリーは、生活科及び総合的な学習の時間に設定している「芳野学」の一つです。夏目漱石先生が歩いた「草枕の道」をたどり、俳句を作る学習です。
上学年は一旦外輪山から力坂を一気に下り、石畳の道を通って再び外輪山の中腹を登ります。下学年の子どもたちは市道を通って野出の峠の茶屋を目指します。それぞれ、石畳の道と野出の峠の茶屋公園で作句します。そして河内グランドで合流し、句会を開きました。
漱石俳句ウォークラリーでは、例年、講師をお招きしています。今年の講師は、熊本現代俳句協会の西口裕美子先生です。西口先生は、以前、俳句甲子園で熊本信愛女学院高校を日本一に導かれたことのある先生です。また、先日始まったラジオ番組「『アイラブ漱石先生』朗読館」でも講師を務めていらっしゃいます。
西口先生は子どもたち全員の俳句をご覧になり、その中から代表の句を選ばれました。どの学年も代表の選句では悩まれたそうです。どれも子どもらしくて、芳野の秋が感じられる素晴らしい句だったとのことでした。
今回は希望された保護者の皆さんも一緒に草枕の道を楽しんでいただけました。空気がひんやりして風が強く、肌寒さも感じましたが、子どもたちは芳野の秋のよさや森緑の恩恵を味わい、句に表現することができました。ありがとうございました。

10月7日 「アサガオの屏風」その後
この夏、芳野小学校の正門で取り組んだ「アサガオの屏風」ですが、すっかり秋の佇まいになっています。先月から種の収穫を考えてそのままにしているところです。秋らしくなってきた今でも、毎朝、数輪の花が咲いています。また、地面からはこぼれだねから発芽して苗も見られます。
水曜日の朝、そのようなアサガオの屏風に3年生の子どもたちが来ていました。子どもたちはアサガオの種を獲っているところでした。「獲りたいだけ獲っていいですよ。」と伝えると「ありがとうございます。」と言って喜んで獲り続けました。
できる限りいろいろな色の花を咲かせたいとのことでしたので、見分け方を伝えました。「茎の色で花の色がわかるよ。」「茎が紫色の種ならば、青紫色か赤紫色の花が咲きます。緑色の茎になっている種からは、白い花が咲きます。」と伝えると、「え?すご~い。」と言って、選り分けて獲り始めました。
子どもたちには家に持ち帰って来年育ててtねと伝えました。来夏、それぞれの家でアサガオの屏風の広がる光景が見られるといいなあと思いました。

10月6日 「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」が次々に開花
先月から開花を始めた「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」の花が次々に開花しました。5つのプランターのうち、4つのプランターで開花しています。残りのプランターのコスモスも複数のつぼみをつけています。
このコスモスは台風時に屋内に避難できたため、花やつぼみを引きちぎられるなどの被害もなく、順調に花を咲かせることができました。それに伴い、プランターの場所を移動させました。先日までは5年生や6年生の学級園前に並べていましたが、より多くのお客さんに楽しんでいただくために、正面玄関へと移しました。昼休み時間のころには日光を当てるために玄関先の階段まで出しています。
まだまだつぼみが控えており、さらに花が増えそうで、子どもたちも楽しみにしています。プランターの並べ方を工夫すれば、より密集して見えてきれいになりそうです。少しでも長持ちして、南阿蘇村の復興を願いながら、秋を味わってほしいです。

10月4日 キジ放鳥会
きのう、一ノ岳―いわゆる金峰山の山頂で3年生がキジ放鳥会に参加しました。キジ放鳥会は熊本県猟友会様のご支援での参加です。芳野保育園の年長さんの子どもたち15人と併せて、全部で21人の子どもたちが参加しました。
キジ放鳥会は、昨年度に引き続き2回目の参加です。本校の愛鳥教育の取組の一つとして設定しています。本校では、野鳥と親しむことのできる環境も、森緑の恩恵としてとらえています。
放鳥するキジは生後6か月余りの幼鳥です。幼鳥とはいえ、両手で持っても両掌からはみ出すぐらいの大きさです。中には恐る恐る抱きしめる子もいました。飛ばした瞬間は、安堵したような、それでいて、もう少し抱っこしていていたかったような不思議な表情を浮かべている子もいました。抱っこした10秒前後で、きっとキジへの愛着が湧いたのだと思います。
放たれたキジは真っ青な秋空へ向かって力強く羽ばたいていきました。そのたびに子どもたちは歓声を上げていました。キジも子どもたちも、芳野の森緑から恩恵を授かっている―そのことを感じた放鳥会でした。熊本県猟友会の皆様、送迎にご協力いただきました保護者の皆様、今年も貴重な体験をさせていただきました、ありがとうございました。

10月3日 正面玄関下の彼岸花
このところ秋の訪れを告げる森緑(しんりょく)の話題が多くなっていますが、芳野小学校にはまだまだ秋を知らせる花々があります。その代表格の一つが彼岸花です。彼岸花も校区のいたるところで鑑賞できる花です。通学路沿いでも赤色や黄色、薄桃色の彼岸花を楽しめます。
写真は、正面玄関に続く階段を降りたところに咲いた彼岸花です。例年、この場所では赤い彼岸花が咲き誇ります。今年も9月のお彼岸の頃から芽を出し始めました。台風14号の暴風により、引きちぎられたものもありましたが、幸いにしてその後も目を出してくれた彼岸花があり、鮮やかな赤い花を咲かせてくれています。
キンモクセイ同様、子どもたちにとっても秋を感じさせる花であり、1年生に「このお花の名前は何ですか」と尋ねたら「彼岸花です。」と即答が帰ってきました。それどころか「秋に咲く花です。うちにも咲いています。」と、季節とつなげてお話ししてくれる子や、「校長先生、触ったら手を洗わないといけません、だって、毒があるから。」など教えてくれる子もいます。有毒なことを知っているなんて、うちの学校の1年生のみんな、さすがです。
このときの会話からも、子どもたちにとって彼岸花、そして芳野の自然は身近で親しみのある存在であることをあらためて実感しました。子どもたちが芳野の森緑の恩恵を味わえるために、少しでも長く咲いてくれればいいなあと思いました。

10月1日 俳句講座
もうすぐ漱石俳句ウォークラリーです。今年は10月8日(土)開催予定です。それに合わせて、先日、俳句作りのための事前講座を実施しました。事前講座も毎年恒例です。
環境緑化の「森緑(しんりょく)だより」のコーナーに、文化芸術的活動の漱石俳句ウォークラリーの記事を掲載しています。漱石俳句ウォークラリーでは、芳野校区にある「草枕の道」― 120年以上前に夏目漱石先生が歩いた道をたどり、芳野の森緑の秋を味わう ― つまり、森緑の恩恵にあずかるから掲載しているのです。
今年も事前講座の講師は芳野中学校の本田先生です。今年はよりわかりやすく伝えるために、上下学年に分けて講座を開いてくださいました。行事担当者と複数回の打合せを経て、学習シートも準備してくださいました。子どもたちは「取り合わせ」という技法を使って作句するこつを学びました。
芳野の秋はとても素敵です。その素敵な秋を「令和の子ども漱石」が俳句にしたためます。当日は晴れることを祈っています。

