8月

※新着順に掲載しています。

 

8月30日 原状回復

気象庁のホームページによりますと、午前6時現在の台風10号の中心は大分県由布市付近にありました。もう一日以上、九州にあります。このように九州に停滞する台風は、非常に珍しいです。まだ九州通過中で強風域に入っていますが、芳野小学校付近の風はずいぶん収まっていました。そこで、子どもたちの鉢等をあいさつ通りやほほえみ通りに戻すことにしました。

まずは学年ごとに鉢を集めました。そして、やはり学年ごとに配置しました。その後、支柱を一つの鉢に3本ずつ刺して、輪を2つずつはめる作業ー行燈仕立ての設置ーを繰り返していきました。

当初、この活動は来週のグリンタイムの内容を変更して実施する予定でした。しかし、輪によっては支柱にはめる作業自体が大人でも難しく、子どもたちにはさらに難しいことを指せることになります。そのため、臨時休業になったこの日にすることにしたのです。

輪をはめ始めたころに、教頭先生が出てこられ、一緒に設置をしてくださいました。また、出勤してきた先生も外に出てこられ、一緒に活動してくださいました。

本校にはプランターに植えた菊の苗もあります。せっかくなので、学校景観を高めるという視点から、プランターの設営もしました。菊の品種や花の色を考慮しながらアイデアを出し合って、玄関を囲むようにプランターを並べていきました。ただし、この作業が完結すると、子どもたちが関われません。ですから、プランターの支柱設置については、後日の委員会活動の時間等において、子どもたちが行うようにしました。また、「人権の花」運動やその他のプランターも庇下に避難させていました。その原状回復においても配置しなおしました。

「きくばり活動」の菊の鉢が原状回復しただけでも、あいさつ通りに華やかさが戻ってきたのですが、玄関に菊のプランターの配置等をしたことで、新学期への期待感を高めることができました。

台風の中心が西側を通過するということになり暴風や大雨による被害を心配していました。しかし、体育館のピロティ―の大規模雨漏りはありましたが、ほかに被害はあまりありませんでした。各家庭からの事故報告もなく、胸をなでおろしています。

 

 

 

 

8月29日② さらに”避難”

気象庁のホームページによりますと、正午現在、台風10号の中心は天草市有明町付近を通過中です。現在、熊本市には暴風警報、波浪警報、大雨警報、高潮警報が発表されています。熊本の観測地点の気圧は984ヘクトパスカルまで下がっています。北に進んでいるそうですので、気圧はさらに下がることでしょう。

芳野小学校付近も暴風を伴った風が吹いていますが、昨夜のような風の音は聞こえていません。とはいえ、間違いなく風が強く、朝も高く伸びた菊の苗が揺らされていました。そこで、対策してあった植木鉢やプランターに再対策を施しました。

背の低い苗は校舎の壁に寄せたままですが、外側にプランターを並べました。高く伸びている菊やマリーゴールドなどは玄関の庇下にいどうさせました。さらに、特に伸びている菊の鉢は、児童昇降口の屋内部分に移動しました。台風の中心がこのまま天草上島から北へ進めば、夕方から夜にかけて芳野校区の西側沖の有明海を通過することになります。既に周辺道路では倒木等の情報もあります。これ以上、被害が出ないことを祈るばかりです。

 

 

 

8月29日 開花一番乗りの小輪菊

非常に強い台風10号がゆっくりと熊本県に接近しています。28日20時時点で中心気圧が935ヘクトパスカルです。33年前に九州を襲い、熊本県にも大きな被害をもたらした平成3年台風19号と同じ規模の台風です。芳野小学校付近では、28日夕方から風がうなり始めています。

そのような状況の下、小輪菊が開花しました。先日この欄で紹介した「ベンチャー」という品種です。黄色い花を咲かせ、数輪の開花が確認できます。ほかのベンチャーの苗にもつぼみが確認できました。

台風が接近しなければ、今日が2学期最初の登校日でした。子どもたちにも菊の開花を見てもらえる予定でしたが、残念ながら今日は臨時休業日となり、その願いはかないませんでした。

新たな2学期最初の登校日は9月2日となっています。もしかすると、ベンチャーのj花が増えているかもしれません。複数の開花を期待して、9月2日に子どもたちに喜んでもらえることを期待しながら、息をひそめて台風通過を待ちたいと思います。

 

 

8月28日 台風対策

台風10号が北上しています。予報通りに進めば、あすは熊本県も暴風域に入ります。

今回の台風は中心気圧が965ヘクトパスカルの状態で熊本県に最接近するらしいです。予想進路の西寄りを進めば、芳野小学校も危険半円に入ります。そこで、昨日、先生方が台風対策をしました。教室内のICT機器の対応等とともに、植木鉢やプランターの移動もその対策に含まれます。主に、子どもたちの一人一鉢等の対策をしました。

今朝出勤したら、菊の鉢の支柱がすべて取り外してありました。鉢とプランターの支柱数はおよそ260本立てていました。それとリングが170本ほど使っていました。先生方は、長さやリングの直径ごとに収納されていました。さらに、人権の花運動のプランターも寄せてありました。かなりの時間を要した活動だったと思います。

今回の台風が適量の降雨をもたらし、大きな被害にはつながらないことを願っています。

 

 

8月26日 さらに上へ移動してきたアサガオの”花の川”

正門の「芳野小ゲートプロジェクト」のアサガオの屏風が、ネットのほぼ上端へ達しました。この1か月で、アサガオのつるがぐんぐん伸びました。日が経つにつれて花の数も増えてきていました。

8月17日付の記事の写真と比べても一目瞭然です。天の川ならぬ”花の川”の中央線は、案内看板の上へと越してしまいました。こうしてみると、植物の生命力のたくましさを感じることができます。とはいえ、葉の数や状態を見ると、閉庁期間中よりも勢いが小さくなってきています。成長のピークも花のピークも超えたようです。

3日後に本校は2学期を迎えます。その日のアサガオのベルトは、もう少し上に移動しているのかもしれませんね。

 

 

 

8月23日 児童育成クラブのお友達が野菜収穫体験

先週の15日、児童育成クラブの様子を見に行くと、利用人数は1人でした。勉強は1人でもできますが、遊びは先生方とすることになります。そこで、特別ににじいろ畑の野菜の収穫体験を提案してみることにしました。「1種類の野菜につき1個を収穫しませんか?」と発案しました。

収穫するものは、さくら学級の活動で栽培している野菜です。本来は収穫もさくら学級の子どもたちにしてもらうところです。しかしながら、学校閉庁中で職員によるお世話も手薄であり、実っている野菜も高温や少雨のために育ちが芳しくありません。なので、今回の収穫体験は、野菜の実を無駄にしないことにもつながると思って提案したのでした。

畑にはお友達1人と私を除いた先生方3人の計4人で行きました。収穫を発案したものの、私は「収穫できる実があるのかな?」と心配になっていました。しかし、それは杞憂でした。少しながらも実が見つかりました。オクラ、ゴーヤー、ミニトマト、鷹の爪、メロンなど、少ないものの複数の実がなっています。

お友達は、先生に手伝ってもらいながら鋏を入れていきました。特にメロンは、かぼちゃと見間違えるような実です。子どもの頭ほどの大きさがあり、収穫することに苦労していましたが、その分、取り上げたときはとてもうれしそうな笑顔を見せてくれました。

野菜は自宅に持ち帰ってもらいました。どのような料理に姿を変えたのでしょうか…今度会ったときは忘れずに教えてもらおうと思います。

 

 

 

8月21日 樹木医の今村さんに感謝

先日まで本校は閉庁していました。閉庁期間中も厳しい暑さが続いていましたが、学級園やにじいろ畑などのお世話は手薄となっていました。

その閉庁期間中のことです。校長室で執務をしていたら、窓の外の人影に気づきました。百年桜の授業等でお世話になっている樹木医の今村さんです。高温と少雨の日が続いているため、百年桜のことが気になって様子を見に来てくださったのです。

今村さんは「樹木も人間と同じで、熱中症みたいになるのですよ。百年桜もきついのではないかと思って見に来ました。」と言われました。そして、百年桜本体や地面を診られ、水道からホースを延ばして灌水してくださいました。水分補給とともに百年桜の温度を下げてくださっていました。本当に、人間の熱中症対策と同じです。

翌日も今村さんは来校されています。そして、水の届かないところまで灌水できるようにホースを持ってきてくださいました。このように、専門的見識から、しかも閉庁中に支援していただくことはとてもありがたいことです。

今村さんは日本花の会の桜の名所づくりアドバイサーです。樹木医として専門的な見識をお持ちですが、桜をはじめとした樹木への愛情もスペシャルであられるのです。10月に予定されている桜の授業の際は、今回のことを子どもたちに話そうと思いました。

 

 

8月19日 「きくばり活動」の菊につぼみが

今年の「きくばり活動」の菊も、順調に生育しています。今年は中輪菊と小輪菊(スプレー菊)で、それぞれ数種類の品種を育てています。品種によって生長の仕方も異なります。中心の茎が高く伸びようとしている品種もあれば、脇芽が一緒に伸びようとしている品種もあります。また、葉は茂っているもののあまり高くなっていない品種もあります。そのような中に、早くもつぼみを付け始めている品種がありました。

それは「ベンチャー」という品種で、​スプレー菊の仲間です。あまり高く伸びていませんが、それぞれの苗が複数のつぼみを付け始めています。中には花びらを抱えているつぼみもあります。黄色の花びらが見え始めているのです。

過去2年間の「きくばり活動」の菊は、いずれも10月から12月にかけて開花していました。ベンチャーは9月咲きだそうで、それらよりはかなり早く開花しそうです。

もしかしたら、子どもたちが登校する8月29日には開花しているのかもしれませんね。

 

 

 

8月17日 広がるアサガオの屏風に”白いポイント”がたくさん

「芳野小ゲートプロジェクト」のアサガオの屛風がますます広がってきています。そして、白いポイント、つまり白系統の花が増えてきました。

写真は先週撮影したアサガオの屛風です。8月11日付記事の写真と比べて、上端が上へ伸びていることが分かります。弦は人の手で左右に這わせながら屏風になるように調整していますが、それでも以前よりも上端が上へ上へと達していることがお分かりと思います。

それにつれて、”花のベルト地帯”も上へ上へと移動しています。この日はアサガオの屛風の掲示板を囲むように花が咲いていました。ようやく芳野小学校の正門に涼を感じさせる光景が出現したといった感じです。

例年、アサガオの生長のピークは盂蘭盆過ぎのころです。しかし、今夏は異常高温が続いています。水分さえ切らさなければ、もう少し、アサガオの屏風は広がり続けるのではないかと期待しているところです。

 

 

 

8月15日 復興ヒマワリ

今夏も芳野小の校庭に復興ヒマワリが開花しています。今年の花は、6月から7月に続いた長雨のために生長が遅れていました。そのためか、花径は小ぶりです。それでも、児童育成クラブを利用する子どもたちに、夏らしさを伝えてくれています。

今日は79回目の終戦の日です。昭和20年の今日の正午、強い日差しを受けながら、日本人は終戦を伝える玉音放送を聞いたそうです。その日から、日本は復興へ向けた日が始まりました。

芳野小学校一帯は、今朝も強い日差しが降り注いでいます。その日差しは復興ヒマワリにも降り注いでいます。本校の復興ヒマワリは、東日本大震災で被災した福島県由来のヒマワリです。熊本地震も併せた震災からの復興を願うヒマワリですが、79年前に終わった大戦からの復興と恒久平和を祈るという意味でも、復興ヒマワリを大切にしていきたいと思います。

 

 

 

8月13日 夏空の下のヤーコン

中山間地にある芳野小学校付近も盛夏を迎えています。夏空の下で3年生のヤーコンが順調に育っています。

写真を見ると雑草だらけではありますが、中央に盛り上がっている緑色の葉がヤーコンです。畝の上にヤーコンがはっきりと分かります。

ヤーコンは順調に育つと子どもたちの腰よりも高いところまで茎を伸ばします。そして地下には実を太らせていきます。過去2年は、いずれも11月末ごろに収穫しました。今は8月ですので、3か月後にはヤーコンの収穫が待っていることになります。

気がかりなことは、今夏の降水量が異常に少ないことです。少ないというよりも全然降っていません。夕立さえ降っていないのです。にじいろ畑には灌水施設はありません。今のところ順調に育っているとはいえ、このままではしおれないか心配です。現に、河内町一帯の農家の皆さんは、ミカン畑などでの降水不足に苦労されているそうです。

自然の力にかなり頼っている本校の野菜栽培ー今後、極端な大雨や渇水が続かなければ、きっとよいヤーコンが実るはずです。これ以上異常気象が続かないことを祈るばかりです。

 

             

8月11日 アサガオの屏風が広がってきています

今夏の「芳野小ゲートプロジェクト」のアサガオの屛風が順調に広がりつつあります。

学期末には広がりを心配していましたが、夏休みに入り、弦がぐんぐん伸びてきています。8月に入り、その域王は増す一方です。それに伴って花の数も増えてきました。今夏は記録的な猛暑が続いており、熊本市では連続猛暑日が観測史上最長記録を塗り替えています。

芳野小学校一帯は平地よりも4度ほど低めです。今夏は少雨傾向であり、児童灌水している花壇の一部ではマリーゴールドが立ち枯れるなど、心配な状況になっていますが、アサガオの屛風は順調に生長しています。

例年、下旬を迎えると成長の勢いがなくなります。今夏は猛暑が続く分、生長も続いて花がたくさん咲く子ことを祈っています。

 

           

8月8日 登校した子どもたちが除草活動

夏休みの教室開放で登校したお友達が「きくばり活動」に取り組みました。この気配りは除草活動です。

この時期の環境緑化は、先生たちが主力です。しかし、夏休みに登校した子どもたちがこうして除草活動に取り組んでくれることがあるのです。標準服を着用している子どもたちは図書室等の利用で登校したお友達です。私服着用の子どもたちは児童育成クラブの利用で登校したお友達です。幾志江クラブを利用する子どもたちは、いつも8時の防災無線チャイムのメロディーとともに、育成クラブへと向かいます。

本校の子どもたちは「芳野小緑の少年団」です。ですから、先生任せではなく、こうして子どもたち自身の取組には意義があります。将来のは社会参画力、自治力の素地にもつながる活動です。

自分たちで自分たちの菊をお世話する…しばしばではなくても、とてもうれしい姿ですね。

 

 

 

8月4日 新たな灌水ホースのルート

本校には自動で散水する灌水ホースを設定しています。先日、主事先生がこのホースをほほえみ通りの一部分にも延長する作業をされてました。この部分は「緑のカーテン」であるツルレイシのプランターが並んでいます。個々の部分への散水がうまくいっていなかったようで、主事先生がホースを延長されていたのです。

灌水ホースの取り付けは、容易ではありません。水の流れ具合や散水の向きなど、けっこうデリケートなのです。先生は時間をかけて設置していました。後日、さらに下学年の学級園にも散水できる灌水ホースを設置しました。これで①あいさつ通りルート②上学年学級園・正面階段・ほほえみ通りルート、③下学年学級園ルートの3ルートが揃いました。

設置できたことで、ほほえみ通りのツルレイシにとっても、とてもうれしい設備になります。少し成長が落ちてきたツルレイシが、元気づくことを期待したいと思います。

 

     

8月1日 夏休みの緑化活動の主力は先生

この時期、環境委員会の子どもたちは登校しません。そのため、学校の先生が芳野の森緑を守っています。

この日も植物のお世話をされていました。アサガオやツルレイシの伸びる方向の調整、一人一鉢の除草、手動の灌水ホースの水まきとその確認…たいていは、厚くなる前の朝から行います。とはいえ、この猛暑です。日差しを浴びるだけで暑く、立って作業するだけで汗をびっしょりとかいてしまいます。

それでも先生方は楽しそうにされています。地道でありますが、毎日のお世話が1か月小屋2か月後の植物の生長や、それを見た時の喜びにつながるからです。

 

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