10月
※新着順に掲載しています。
10月31日 中学生からお礼のポット
今月中旬、芳野中学校2年生の子どもたちが、本校で職場体験をしました。先日、その子どもたちが本校へやってきました。手にはお礼の手紙と素敵なポットがあります。
中学生の子どもたちは、6年生代表の子にお手紙とポットを渡してくれました。ポットには自分たちでデザインした花々が植えてあります。とても素敵なポットでした。
そのポットは、「きくばり活動」のコーナーに置いています。毎朝、環境委員さんがお世話しています。芳野小中一貫校のシンボル的な存在として、一日でも長く咲かせていてほしいと思います。
10月28日 ”コスモス街道”を登校
朝日を浴びながらコスモスの花が風に揺れています。この日もコスモスは、マリーゴールドとともに華やかな雰囲気を作り出していました。コスモスがせり出していて、さながらその一帯は“コスモス街道”となっています。
そこに子どもたちが登校してきました。子どもたちは学級園沿いを歩きます。外輪山の通学路を歩いてきた子どもたちにとって、そこはまさに花畑でもあります。毎日の風景ですので子どもたちにとっては日常の光景です。しかし、写真で見て伝わるように、とてもきれいです。きっと、歩いている本人たちよりも、写真をご覧いただいている皆さんの方が、感動されるかもしれません。
10月25日 そろそろ種の収穫を見据えて-「人権の花」
「人権の花」運動では、種を収穫して、人権意識とともに次の学校へとリレーしていくことが大きな目的となっています。そのため、これまでは咲き終わった花を摘んでいましたが、これからはそのまま枯れさせて種を実らせる必要があります。
たくさん収穫できそうな種は、コスモスとマリーゴールドです。どちらも花がたくさん咲いています。種が実るまでも時間が必要ですので、実際にたくさん収穫できるのかは未知数です。一方のヒャクニチソウは少ないようです。こちらは覚悟しておかないといけないかなと思っています。
どの花も、環境委員会の子どもたちが中心になってお世話をしてきました。これからも花を咲かせながら実りを待つために頑張ってくれます。
10月22日 奇跡の”再会”
きのうまで、6年生が修学旅行へ行きました。修学旅行の初日には、平和学習の一環として長崎さるくガイドの方の案内で、フィールドワークを行います。その見学先の一つが如己堂です。如己堂とは、自ら被爆しながら救済のために尽力した永井博士の旧居です。永井博士が住んでいたころ、如己堂の周囲にはたくさんのコスモスが咲いていたそうです。
その種を譲り受けた子どもたちがいました。当時の長陽村立長陽中学校の子どもたちです。中学校ではコスモスの花を咲かせ、それを村内の小学校にも広げました。現在、南阿蘇村立南阿蘇西小学校に咲いているコスモスはその祖先です。3年前に南阿蘇西小から熊本地震復興支援のお礼で贈っていただいたコスモスがそれであり、現在、私たちは「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」として育てています。
その南阿蘇西小の6年生も修学旅行に臨んでいました。最初の休憩地である高速道路のパーキングエリアや宿泊地が同じでした。二日目も同じ施設を利用しました。南阿蘇西小の子どもたちは、コスモスの種を持参しており、永井博士資料館へ贈呈していました。なんと素晴らしい取組でしょうか。本校の子どもたちも「コスモスの代わりに里帰り」という心構えで訪長していましたが、縁を感じ取っていました。
子どもたちは会話らしい会話をかわせませんでした。しかし、互いにバスの窓から手を振りあうなどで交流できました。偶然とはいえ、いや、偶然だからこそ、百年桜贈呈が発端となった今回の出来事も「芳野の森緑の恩恵」と言っても過言ではないと思いました。
10月21日 「芳野小中コスモス」「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」のお世話
秋が深まりを見せています。それに伴って「芳野小中コスモス」も「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」の花が咲き続けています。早く咲いた花の苗はぐんぐん伸びて倒れながら花を咲かせています。また、遅れて成長した苗のコスモスは、今からピークに向けて咲かせ始めています。同時に雑草も茂ろうとしています。そこで、6年生がコスモスの苗を踏まないように学級園に入り、除草活動に取り組みました。
6年生であっても、この状況で雑草だけを取り除くことはかなり難しいさぎょいうです。たとえ大人であっても困難な活動です。子どもたちはコスモスに気を配りながら除草活動に取り組みました。除草活動終了後の花壇には、ちょっとした隙間の存在を感じました。そう感じるということは、雑草が多かったことであり、その大量の雑草を子どもたちが取り除いたということになります。
下学年の学級園にあるコスモス密集地でも3年生の男の子が雑草を取り除いてくれていました。雑草を取り除くと、ますますコスモスの密集感が高まりました。
11月になってもコスモスは咲き続けるはずです。もう1か月、コスモスを愛でることができそうです。
10月19日 グリーンタイムで「きくばり」
グリーンタイムにおいて、子どもたちが「きくばり活動」に取り組みました。普段は始業前の水やりなどを継続して取り組んでいますが、今回は支柱の調整や土の表面をほぐす活動に取り組みました。
一斉に取り組むので、いつもよりもついつい友達と活動を比べてしまいます。土ほぐしでは「友達がまだ続けているから自分も…」という感じで、なかなかやめない学年もありました。
学年ごとに品種を変えているため、すでに花が咲いている学年と現在はつぼみがどんどん増えている学年とがあります。しかし、学年間で競い合うようなことはせず、むしろ「6年生の菊はきれい。」や「自分たちはいつ咲くのか楽しみ。」などの肯定的なつぶやきが聞こえていました。
意外に感じる人もいるでしょうが、この優しさが芳野小学校の子どもたちらしさだと思っています。
10月17日 モクセイのかぐわしい香り
先週、本校は甘い香りに包まれていました。モクセイの花が咲いたからです。本校には、二つの門の近くにモクセイが植えられています。
正門近くに植えられているモクセイはキンモクセイです。金曜日に登校してきた子どもたちはが笑顔で「ああ、いいにおい」とつぶやきました。正門の上にある指導まで香りが流れてきていたからです。私が「どこからきているのかなあ?」というと「校長先生、キンモクセイですよ。ほら、あれ!」と指をさしました。子どもたちはちゃんとわかっているのです。一緒にキンモクセイのところまで行くと、「あ、花が増えている」などと指をさしながらつぶやきあっていました。ちなみに、もう一つの門の近くにはギンモクセイが開花していました。こちらでも登校してくる子どもたちを甘い香りで包んでいました。
今週はピークを過ぎましたが、香りはまだまだ漂っています。モクセイの香りは、芳野に秋がやってきていることを教えてくれています。
10月14日 グリーンタイムで百年桜のお世話
先日のグリーンタイムで百年桜のお世話をしました。お世話の内容は、百年桜の根元での施肥です。今月の異第1回桜の授業でできなかった活動です。取り組んだ子どもたちは1年生と2年生でした。1年生は百年桜に対する初めての施肥活動です。初めに活動目的と施肥の仕方の説明を聞きました。そして、実際の施肥に臨みました。
この日は勤労体験で芳野中学校の2年生3人が来校していました。そこで、中学生が施肥のお世話をしました。中学生にとっては、2年前まで活動していたグリーンタイムです。以前の自分を思い出しながら、小学生と施肥をしました。
当日は待ち望んでいた秋空が広がっていました。ようやく秋らしくなった中で、すがすがしく活動できました。子どもたちは施肥に取り組んだことで、「自分が百年桜のために役に立った」と、心の中もすがすがしさに包まれていました。
10月12日 心が美しい子どもたちには、美しいものを見て美しいと感じる豊かな感性が育つ
新学期に入り1か月以上が過ぎました。しかし、まだまだ本校の運動場には頑固な雑草が目立っています。その雑草を取り除くために、一斉下校時にみんなで活動しています。一方、始業前の15分前後、自分の意志で除草活動に取り組む子どもたちもいます。この日は、6年生数人と、4年生1人、そして2年生3人が除草活動に取り組みました。
なかでも熱心に取り組んでいた人が4年生と2年生です。私が除草をしていると「校長先生、おはようございます。僕たちも草をとります!」と言って駆け寄っていました。そして、さっそくしゃがんで除草活動に取り組みました。大雨のために草を取り除きやすかった前の週と比べて、地面の乾燥が進んだこの日は、除草時に力が必要でした。しかし、子どもたちは意欲的に除草を進めていました。
後片付けをした後、その子どもたちが学級園の花を観ていました。「オレンジ色のマリーゴールドがきれいです。」「ぼくはコスモスが好きです。だって、きれいだから。」と言っています。学級園では、ますますマリーゴールドやコスモスが花を増やしています。子どもたちの多くが、濃い赤紫色の花に魅了されています。この日の2年生の子も濃い赤紫色の花が好きと言っていました。指をさしながら「これ、きれい。」と言っています。美しいものを美しいと感動する心、美しいものを大切にしたいという感性が育っているのです。
遊んでもよい始業前の時間に、奉仕活動に取り組んだ子どもたち…素敵ですね。心の美しい人には、美しいものを見て美しいと感じる豊かな感性が育つのだなと、あらためて感動しました。
10月10日 森緑の恩恵を体感できるキジ放鳥体験
今年も3年の子どもたちがキジ放鳥を体験しました。これも豊かな森緑の恩恵を体感する活動の一つです。今年で4回目です。
会場は一ノ岳山頂です。金峰神社がある標高665mの場所です。からキジの幼鳥は多良木町から運ばれていました。県内唯一の記事の幼鳥を育てるところから運ばれてきています。それを聞くだけでも、記事の幼鳥に触れることの貴重さが伝わってきます。
キジの幼鳥は温かく、両手で抱っこすることで「生命」を感じ取ることができます。その声明を空に放つのです。子どもたちの手を離れたキジは、大きく羽ばたいて森を目指します。どのキジも生きるために羽ばたいていきました。
今回も熊本県猟友会の皆様のおかげでキジ放鳥を体験できました。また、学校と一ノ岳山頂の間を、保護者の皆様が子どもたちを乗用車で運んでくださいました。芳野愛とともに生命の尊さも感得できました。実施に伴いご協力を頂きました皆様に深く感謝いたします。
※キジ放鳥の様子はNHK総合テレビの「クマロク」で放送予定です。放送日が決まりましたら連絡アプリ「すぐーる」でお知らせいします。
10月7日 棚田に案山子設置
3年生がみかん収穫を体験した日の午後、6年生がやはり「芳野学」で案山子を設置しました。
この案山子は8月下旬に開催された芳野コミュニティーセンター運営協議会主催の「ふるさと伝承行事」で制作後、金峰森の駅みちくさ館のかかしコンテストに出品していたものです。コンテストが終わったことを受けて、棚田にたてました。
子どもたちは、最初に自治協議会長さまの挨拶をいただきました。そして農家の方の講話を聴いてから活動に入りました。自治会長さんや河内まちづくりセンターの皆さん、農家の方にお手伝いしていただきながら立てました。あらかじめ立ててあった土台にひもで括りつけました。
今年は他のあぜ道に曼珠沙華ー彼岸花が見ごろを迎えていました。真っ赤な曼珠沙華、黄土色の稲穂、そして青い秋空ー芳野の森緑の恩恵でもあり、日本の原風景でもある大将陣の空間を、子どもたちは楽しむことができました。今回素敵な時間をご提供いただいた運営協議会の皆様に深く感謝いたします…。
10月5日 3年「芳野学」みかん収穫体験
先週、3年生の子どもたちがみかん収穫体験を行いました。これは地域学習「芳野学」のいっかんであり、キャリア教育につながる活動であり、社会科の学習でもあります。
今回の3年生の保護者様が運営されるみかん農園を訪問しました。まずは子どもたちが楽しみにしていた収穫です。収穫する道具の使い方や秘訣を教わりました。そして、実際に収穫しました。どんどん収穫する子やじっくりと見極めて収穫する実を選ぶ子等、性格もよく表れた時間となりました。
収穫体験後は取材です。子どもたちは、いろいろな質問をしました。農園の広さ、ミカンの種類、育て方等ー教室ではわからないことをたくさん教えてもらいました。
みな笑顔で活動していました。この笑顔が、芳野の森緑の恩恵を感じ取っていることを表していると思いました。
10月3日 第1回「桜の授業」
10月2日、本年度第1回「桜の授業」を開催しました。これは全校で取り組む「芳野学」の一つです。今回も、よしの百年桜の歴史を確認したり、いろいろな種類の桜の話を聞いたりしました。百年桜愛を育み、後世へと継承する大切な時間です。
今回の「桜の授業」実施日の天候は雨でした。そのため、体育館のみで実施しました。まずは今村先生からご高話を頂き、百年桜の植樹の話やいろいろな桜について教えていただきました。また、環境委員会主催の「よしの百年桜の絵コンクール」の表彰式もありました。大賞と“オンリーワン賞”のトップ2賞は、なんと兄妹での受賞となり、どよめきが起きました。最後は桜クイズもあり、これらの企画を通して、今回も子どもたちの心の中に百年桜愛が育まれました。最後は代表の子どもが今村先生に謝辞を伝えて閉会しました。
今回予定していた百年桜等への施肥は、今月のうちに別日に実施の予定です。次の「桜の授業」は2月の予定です。2月は快晴の下で活動して、その2か月近く後の満開につなげていけるといいなあと思いました。
10月1日 ますます増える二つのコスモス
10月になりました。本校の学級園には2つのコスモスの花が更に目立ってきました。草丈もなすます伸びています。今秋も「芳野小中コスモス」の方がたくさん咲いているようです。もちろん「南阿蘇西小『復興の絆』コスモス」や人権の花のコスモスにも花が増えてきています。
花の色も種類が増えてきたようで、濃い赤紫色や薄い桃色、白色等の花が咲いています。つぼみの数も増えており、期待はますます膨らむ一方です。学級園から離れたところにあるにじいろ畑の「芳野小中コスモス」でも開花が始まっています。
9月と比べて気温が下がり、過ごしやすさを感じるようになってきています。気持ちの問題とは思いますが、これもコスモスの花のおかげでしょう。