2月
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2月26日 森緑の恩恵を肌で感じる「芳野学」バードウォッチング
過日、芳野小愛鳥週間でバードウォッチングを開催しました。芳野で観ることのできる野鳥も森緑の恩恵です。そして、これも、子どもたちにシビックプライドの素地を育む地域学習「芳野学」の一つに位置付けています。同時に環境学習、つまり、緑化推進活動とも密に関連している大切な時間です。
昨年度は雨上がりの状況での観察会でした。本年度は素晴らしい晴天に恵まれました。今回も、講師の先生は日本野鳥の会熊本県支部と熊本市愛鳥教育研究会の皆様です。開会式の後、子どもたちは①1年生②2年生③3年生④4・5年生⑤6年生の各グループに分かれ、それぞれに帯同される先生とともに観察へ出かけました。
運動場で学年ごとにオリエンテーションをしましたその後、力坂や拝ヶ石山登り口方面等へ向かいました。普段から聞こえている鳥の声、視界に入っている鳥の姿ですが、観察会の時の子どもたちは、それらにとても敏感になります。「あ!鳴き声がした!」「あそこに大きな鳥が!」など、野鳥観察会時ならではの反応を見せていました。
2時間近い活動で、各グループは十数種類の野鳥と遭遇できました。最後に子どもたちは先生にお礼を伝えて終了しました。今回も子どもたちは会を通して、環境保全や生命尊重、そして芳野愛を育めました。熊本市愛鳥教育研究会及び日本野鳥の会熊本県支部の皆様、ありがとうございました。
2月21日 2月のグリーンタイム
過日、今月のグリーンタイムに取り組みました。この日は、来月の卒業証書授与式へ向けての苗移植の活動でした。式後の”花道”となる各学年の学級園が活動の舞台でした。
あいにくの空模様で前日よりは気温の低い中での活動でした。それでも上旬に見舞われた寒波と比べればましなコンディションでした。子どもたちはあらかじめ準備してあった穴にパンジーとキンギョソウを植えました。子どもたちは、「まっすぐ立って」「たくさん咲きますように」などと言いながら積極的に活動していました。春に開花することへの期待感が伝わる言葉がたくさん伝わってきました。
途中で雨が降り始めたので子どもたちは急いで校舎へと戻りましたが、子どもたちの気持ちは花々に伝わったと思います。今後のお世話が楽しみですね。
2月16日 チューリップの芽が
先月植えたチューリップの球根に、環境委員会の子どもたちがせっせと水を与えています。水の量が少なさそうなときは、主事先生が灌水ホースを使って補っています。「真冬の寒い時だから水は不要では」と思いがちですが、実は、この時期からチューリップにはたっぷりと水を与える必要があります。理由は、水を切らすと花をつけなくなる可能性が高まるからだそうです。
先週、強い寒波に見舞われました。しかし、チューリップの球根から発芽が確認されました。こまめに水をあえている効果が出泳るのでしょう。今後も発芽が続いてくれると思います。「赤、白、黄色」と歌の順番に咲いてくれるでしょうか…今から楽しみにして開花を待ちたいと思います。
2月11日 梅のつぼみ
昨季の1月末、梅の花が開花しました。運動場入り口の梅です。しかし、今年は開花が遅れています。
写真は先週撮影した梅です。濃い桃色のつぼみが小さく見えています。昨季のいまごろはたくさんの花が咲いていました。今季はずいぶんと遅れています。いや、これが正常に近いペースなのかもし得ません。
梅は運動場の子どもたちをひっそりと見守っています。子どもたちはそのことに気づかずに遊んでいます。しばらくたって開花すれば気が付いてもらえることでしょう。
2月6日 第2回「桜の授業」
先日、本年度2回目の「桜の授業」を開催しました。今回も樹木医の今村能子先生を講師にお招きしての授業でした。
今回も第1部が講話です。強い寒さのため、各教室をオンラインで結んでの講義となりました。「倒木に気を付ける必要のある時季は?」など、新しいクイズもありました。
第2部は緑化活動です。10月の第1回「桜の授業」は雨天でした。そのため、今村先生の直接のご助言のもとでの施肥活動ができませんでした。今回は雨が降らずに済み、ご助言を頂きながら施肥に取り組めました。
この日は、今季一番の寒波が到来していました。活動時間に合わせるかのように雪も激しく舞い始めましたが、子どもたちの関心は雪よりも環境緑化活動に向いていました。1・2年生が百年桜の根元に施肥をし、ほかの学年もそれぞれ別のソメイヨシノや校舎裏の果樹等に施肥をしました。芳野みんなの森の木にも施肥を予定していましたが、前日の降雪による地面のゆるみが懸念されたため、今回は見合わせました。
百年桜の枝には小さな蕾がたくさんついています。3月半ばになると、きっと目に見えてつぼみが膨らむはずです。随分先のように感じますが、つぼみの膨らみを期待しながら2月を過ごしていきたいと思います。
今村先生、今回もご助言をありがとうございました。
2月1日 有明月と花が増えてきたソシンロウバイ
今週、寒さが戻ってきて冷たい雨が降りました。しかし、開花を始めてソシンロウバイは花の数を増やしています。写真は、数日前に撮影したソシンロウバイです。有明月が運動場の向こうの国有林から昇ってきています。
実際の月は、太陽に照らされている部分がもっと細く見えていました。私たちは二日月や三日月と呼んでしまいそうですが、有明月です。有明月とは、月例が26日の月です。夜明け前に昇ることから名づけられているそうです。
誰もいない運動場でひっそりと咲くソシンロウバイとひっそりと昇る有明月ーとても心の落ち着く光景です。昼間の陽光に照らされて、輝くような黄色の花も素敵ですが、夜明け直前のソシンロウバイも素敵です。
ちなみに、この後見る見るうちに夜が明けて、ソシンロウバイは朝日を浴びていました。いつの間にか、有明月も見えなくなっていました。