芳野小中一貫校

芳野小学校と芳野中学校は「芳野小中一貫校」です

 芳野小学校と芳野中学校は、令和元年度(平成31年4月)に併設型(注1)の芳野小中一貫校(注2)として開校しました。施設面からみると、施設分離型(注3)の小中一貫校です。

 芳野小中学校は「目指す子ども像」を共有し、9年間のカリキュラムを系統的にとらえたうえで、小中各校で教育を推進したり共通の行事に取り組んだりしています。その柱は芳野学(生活科・総合的な学習の時間)です。芳野学では、SDGs(持続可能な開発目標)の目標11「住み続けられるまちづくりを」の素地となる力の育成を見据えて試行しています。 

小中学校で共通理解を図っています 

小中学校で同じ教育目標を掲げ、それを芳野小中一貫校教育目標としています。また、共通理解を図るために、「芳野小中一貫Spirits」を作成しています。これには定款や組織、年間カレンダーなどをまとめています。また、小中学校で共通実践を具現化するために、職員間で「よしの金峰ガイド」を共有しています。同ファイルは、各部の取組をまとめたデータや一貫校だよりデータの総称です。

これを用いて徳・知・体の3部の取組を記録してPDCAサイクルで定期的に見直しを図ったり、芳野小中一貫校だより「肥後三山」で情報を発信したりします。

          

       【芳野小学校 校章】                 【芳野中学校 校章】

 9年間で目指す子ども像があります

 十五の春の姿 - ふるさと「芳野」を誇りに思い、夢に向かって自律する子ども

  芳野小中一貫校では、小学校1年生から中学校3年生までの9年間を見通し、「芳野学」(生活科・総合的な学習の時間)を柱として教育に取り組みます。子どもたちに「憧れ憧れられる育ちの環」(注4)を形成し、社会性を育みます。

 過去4年間、目指す子どもの姿である十五の春の姿を小中学校で共有し、日々の教育活動を進めてきました。令和6年度も引き続き、

研究主題「自ら考え、発信できる子どもの育成」

を共有し、徳・知・体、そして芳野学の取組を進めています。 

児童生徒が交流しています

本一貫校の児童生徒数は100人余りです。非常に少ないため、社会性育成が課題の一つとなっています。そこで、小中異学年交流を図ることがあります。下記は交流例です。

小中合同登校(月1回)

・中学職員による高学年対象の乗り入れ授業(通常 週合計4時間)

・行事(芳野小中一貫校運動会通学路危険箇所確認会等)

・生活科・総合的な学習の時間「芳野学」等の一部交流実施等

芳野小中一貫校子ども会議

    

小中PTAや地域団体等関連の合同活動もあります

交流や合同活動は子どもたちだけではありません。PTAも合同で行うことがあります。下記はその活動例です。

・小中PTA運動会準備等

・小中PTA広報誌「金峯(きんぼう)の風」発行(年3回)

・小中PTAリサイクル品回収作業(年2回)

・芳野小中合同評議員会(年1回)

心のとも協議会(年2回・いわゆる学校安全対策会議)

  

※子どもたちを支えてくださってる団体やその取組、また、小中一貫教育の取組の紹介をダイジェスト版で掲載しています。

 

小中学校教職員は研修や連絡会を行っています

小中学校の教職員は共通理解を図って教育を推進します。そのために定期的な連絡会等を開いています。下記はその例です。

保小中一貫教育の日(年3回・徳知体各部会議 *芳野保育園も参加)

小中一貫教育研修会(年複数回 研究授業等 *その他の研究授業等個人参加可)

・推進部会議(年12回)

・広報誌(芳野小中一貫校だより「肥後三山」)発行(年4回)

  

 

 

(注1)同一の設置者(例:同じ市町村立)の学校同士の一貫校を「併設型」といいます。

    既存の小中学校の基本的な枠組みを残したまま、義務教育学校に準じた形で9年間の目標を設定します。

    異なる設置者の学校同士(例:県立学校と市町村立学校)の場合は、「連携型」の一貫校です。

(注2)通称として用いています。正式名称ではありません。

(注3)同じ施設に設置していると「施設一体型」といいます。校舎が隣り合っていれば「施設隣接型」です。

    本校のように別々の場所にあれば「施設分離型」といいます。

    芳野小中一貫校の場合「施設分離型」ですが、を挟んですぐ近くに立地しています。 

(注4)小中一貫教育の先進校である倉橋学園(広島県呉市立倉橋小学校・倉橋中学校)様を視察し、教育理念を参考にして取り組み始めました。

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