教科の学習
国語
国語の学習には、3段階のヤル気が必要です
1)予習は…
- 音読をし、すらすらと読めるようにする。
- 語句の意味・ポイントなどを分けて書けるようにあらかじめ ノートの下及び左側に線を引いておく(担当者により指示があります)
- 古典や漢文はノートに2、3行の間隔を空けながら本文を書き写しておく。
- 漢字の読みや意味、語句がわからない時は、漢和、国語、古語の各辞典を駆使し、 全体が理解できるようにしておく。
上のような予習をしておけば、理解できていない箇所が分かるので、 疑問をもって授業に臨むことができます。
2)授業中は…
50分の授業の中に、いくつかのポイントがあります。授業中に適宜教科書に線を引いたり ノートに書き込むなど、その場その場で整理することが要領の良い勉強法です。
3)普段の学習は…
授業の内容について、ノートの空白に書き込むなどしてなるべくその日のうちに復習をしておく。 それでも疑問点が生じたら、次の時間に質問する。
「国語」は「いかに文書を理解し、相手に伝えるか」を学ぶ教科。感受性の豊かなこの時期にこそ 様々な文章に接し、また情報を発信していくことを普段から意識しておきましょう。 また、そのことで入学・入社試験にも対応できます。「国際化」といわれる今日、真の「国語力」 が問われています。国語の授業を通して「日本語」への関心を高め、語彙力を身につけ、 表現力を豊かにしていきましょう。
地歴・公民
教科の内容や目標
○目標
我が国および世界の形成の歴史的過程や文化の地域的特色、現代の社会生活へのつながりについて主体的に考察し、 理解と認識を深めていきます。また、国際社会の中で主体的に生き、日本国民として平和で民主的な国家・社会を形成す るために必要な自覚と資質を養うことを目的とします。
○内容
1年生では「現代社会」、2年生では「世界史A」を必修科目として学習します(週2時間)。普通科においては、 2年生で「日本史A」・「地理A」から1つを選択し(週2時間)、3年生では「世界史B」・「日本史B」・「地理B」 から1つを選択します(週4時間)。また、「政治・経済」・「倫理」を他教科との選択で履修することができます(週4時間)。 情報科は、3年生で「日本史A」・「地理A」から1つを選択します(週2時間)。
授業を受ける心構え
地歴・公民科の勉強法といえば「暗記すればいい」というイメージを持たれがちです。確かに、基礎的な用語等を覚えることは重要です。 しかし、ただ覚えるだけでは内容が理解できないし、資料等の活用や諸問題の考察もできません。前述の目標を達成するために、まず 自分たちの生活に結びついているということを理解し、興味を持ちながら授業を受けてください。その上で、疑問点は積極的にたずねてください。
数学
教科の目標
まず、最初に知っておいてほしいことは、数学は習うものではなく自分で学ぶものであると言うことだ。 人から習ったものは、すぐ忘れてしまう。自分で苦しんで解いたものは、そう簡単には忘れはしない。 そして、そこに数学の喜びがある。考える時間が長ければ長い程、解けたときの喜びは大きい。 「学問に王道なし」という言葉がある。近道はないものである。自分で苦労し、考え抜いたときこそ 真の喜びがある。そのためには、何といっても努力が必要である。そこで、どんな点について 努力しなければならないか思いついたままに列挙してみよう。
- 予習より、まず復習を。その日に習ったことは、その日のうちに復習すること。
- 数学は、段階的な学問である。中学の段階でつまずいている者は、早めに取り返すこと。
- 特に、基礎計算を重点に、計算ができなければ話にならない。計算力をつけること。
- 授業時間を大切に、解らないところは徹底的に質問をして、その時間内に理解すること。
高校数学を楽しく学習するために、以上のことを実行しよう。
理科
教科の目標
1年生では、普通科も情報科も「科学と人間生活」を2単位(週2時間)、 普通科は2年生で「生物基礎」を2単位、情報科は3年生で同じく「生物基礎」を2単位、 必修科目として学習します。
さらに普通科は3年生になると選択科目として、「生物」と英語の「英語表現Ⅱ」のどちらか一方を3単位学習します。 さらに、「数学活用」2単位+「化学基礎」2単位を選択し学習することができます。
生徒の皆さんは、日常生活と関係の深い事柄や現象を学びます。 身の回りの自然現象には常に関心を持ち、新聞やテレビなどのニュースで社会問題化している事柄を見たり聞いたりして下さい。 そして、学校の授業で学習したことが結びつくようになれば理解力が高まります。 例えば、地球温暖化、エネルギー問題、近年はプラスチックごみも問題になっています。また、物事を科学的に見ることや、 筋道を立て論理的に考えることができるように心がけることも大切です。
〔予習〕
- 授業のある前日に教科書を読み、これから学習する内容を見ておくようにしましょう。
- 専門用語の意味を辞典やインターネットで調べたりしよう。
〔授業〕
- 必ず理科専用のノートを作りましょう。
- 疑問点や分からないところは、必ず質問をしましょう。
〔復習〕
- ノートを活用し、授業を思い出してまとめましょう。
- 問題集や問題プリントを利用して、多くの問題を繰り返し解きましょう。
保体
教科の目標
1.目指すもの
心と体を一体としてとらえ、健康・安全や運動についての理解と運動の合理的、計画的な実践を通して、 生涯にわたって豊かなスポーツライフを継続する資質や能力を育てるとともに健康の保持増進のための実践力の 育成と体力の向上を図り、豊かで活力のある生活を営む態度を育てる。
2.授業について
□使用教科書 現代保健体育、アクティフ゛スホ゜ーツ、スポーツ概論(大修館)
□実施場所 教室、体育館(アリーナ/武道場/トレーニンク゛ルームほか)、プール、グラウンド等
□履修条件 服装(体操服)・頭髪を整えること。装飾品(指輪/ネックレス等)は身に付けない。見学者についても、必ず 体操服に着替えること。※水泳及び持久走の欠課については、実施時間数分の補講を行う。
□成績評価 授業態度、出席状況、服装頭髪(関心・意欲・態度)、運動技能定期考査(思考・判断・知識・理解) サフ゛ノート(課題フ゜リント)レホ゜ート提出状況 などにより、総合的に算出・評価する。
芸術
教科の内容や目標
音楽の基礎的知識を学び、さまざまなジャンルの音楽に触れ、歌唱やアンサンブルの体験を通して 音楽のすばらしさを知り、表現力を養う。
- 歌唱では、2学期行われる合唱コンクールを通して、クラスのなかまづくりや合わせることの楽しさや達成感を味わう。
- 器楽では、実際にギターやヴァイオリンを弾き簡単な曲(キラキラ星)を合わせたり、音楽の楽しさを味わう。
授業を受ける心構え
学期に1度の実技テスト、筆記テストを行い、それに態度・提出物の平常点を加えたものを成績とする。 ミュージックノートの課題を各学期2回程度提出する。
英語
教科の内容や目標
社会の国際化、情報化に対応できるよう、LL教室でのコンピュータを使った英会話学習や英検対策、外国人講師による実践的な授業など、 外国語の授業を充実させることで、国際的な視野を身につけさせます。 英語、中国語などそれぞれの生徒の進路目標に対応した教育をします。
授業を受ける心構え
まずは予習をすることが大事です。教科書を繰り返し読み、本文だけでなく新出単語や熟語等を辞書で調べ、ノートに書いておきます。
授業中は予習で分からなかった点を恥ずかしがらずにどんどん質問しましょう。 音読も発音・イントネーション等に注意して大きい声で読んでみましょう。辞書指導をしますので、辞書も忘れずに毎回必ず持ってきてください。
その日に習ったことはその日に復習しましょう。教科書は声に出して 暗唱できるまで何度も読むことが、語学学習の第一歩です。
家庭
教科の内容や目標
家庭科では学ぶだけでなく、生活改善をしながら生活能力を高め、ひとりの人間として自立することを目指します。
- 家族や自分の人生について、人間関係の大切さ、生命の尊厳や人権などの視点から考えます。
- 衣生活の管理に必要な基礎的な知識と技術を習得します。
- 健康と食事の関係を知り、調理実習で基礎的な知識と技術を習得します。
- 環境問題や住生活について考えます。
- 消費生活のあり方を、経済の現状や消費問題をふまえて考えます。
授業を受ける心構え
授業中は自分の生活を振り返り、各自の生活課題を見出します。そして、その課題を解決するための力を身につけていきます。その実践活動として、夏休みにホームプロジェクトを実施します。
情報
教科の内容や目標
普通科健康スポーツコースと国際経済コースの1年次に「社会と情報」、普通科健康スポーツコースの 3年次に選択希望者が「情報処理」を履修します。 「社会と情報」では「情報機器を活用したコミュニケーション」「情報通信ネットワークのしくみ」 「情報社会を支えるシステム」などについて、基本的なことがらを学習します。
授業を受ける心構え
「社会と情報」では中学で学習した「技術・家庭」の情報に関する内容を発展させた学習をします。 講義と実習の時間はそれぞれ半々ぐらいです。 定期考査は筆記試験ですが、実習で取り組んだ 内容も重視されますので、提出すべき課題は必ず期限内に出してください。
情報科のビジネス文書実務検定試験なども希望する人は受験できますが、授業の中で試験対策は しませんので、 放課後などを使って学習してください。
その他
本校は最新のコンピュータ実習室が5教室もあり、情報に関する教育環境がたいへん整備されており、 県内屈指の設備です。
商業
本校の情報科は「商業」の学科の一つで、〈OA会計コース〉と〈経営情報コース〉 に分かれています。 〈OA会計コース〉では会計分野である「簿記」「財務会計」 「原価計算」を中心に学習をします。 〈経営情報コース〉ではビジネス情報分野である「情報処理」「ビジネス情報」 「プログラミング」を中心に学習します。
OA会計コースと経営情報コースに共通する科目
(1)ビジネス基礎
商業教育の基礎的科目である「ビジネス基礎」では、現実の生きた経済や企業の姿を学ぶため、商品流通のしくみや小売商の種類、企業形態や売買取引のルールと計算方法等について学習します。
(2)簿記
企業の財産管理や財政状態、経営成績を明らかにするため、簿記のしくみを理解し、適正な会計処理をおこなう知識と技術、態度を身につけます。
(3)情報処理
わたしたちの生活やビジネスに役立つ情報を収集し、選択・分析、加工して価値ある情報をつくりだす知識や技術、また、コンピュータを利用して表計算ソフトやワープロソフトなどの操作方法を身につけます。
(4)総合実践
ビジネスマナーやビジネス文書作成、商品売買業の模擬取引をとおして、商業の学習で学んだ知識と技能を活かす実践的な学習をします。
(5)課題研究
自ら課題を設定して解決を図る学習をとおして、問題解決能力や意欲的で創造的な学習態度を身につけます。課題の例として、資格取得や調査研究などがあります。
OA会計コースだけの科目
(1)財務会計Ⅰ・財務会計Ⅱ
企業の実態を反映する財務諸表を作成するために必要な知識と技術を学習し、会計情報を利害関係者に提供する能力と態度や会計情報をビジネスの諸活動に活用できる力を身につけます。
(2)原価計算
製造業における原価の意味や要素などの原価の概念を学習し、原価計算および会計処理に関する知識と技術を習得します。さらに、原価計算から得られる情報をビジネスの諸活動に活用する能力と態度を身につけます。
(3)ビジネス実務
企業の組織と人間関係、ビジネスコミュニケーションの基本、さらにはビジネスマナーをはじめとするオフィス実務に関する技術を学習します。
経営情報コースだけの科目
(1)プログラミング
ビジネスに関する情報を処理するためのプログラムを作成する知識と技術を身につけるとともに、アルゴリズムについて思考します。
(2)ビジネス情報
ビジネスに関する情報を処理するために必要な情報通信ネットワークの導入、表計算ソフトウェアやデータベースソフトウェアの活用に関する知識と技術を、コンピュータ実習をとおして学習します。
(3)ビジネス情報管理
企業内の情報ネットワークの構築をはじめとするさまざまな知識や技術を身につけ、ビジネスの諸活動における情報の管理、適切なセキュリティ管理などについて学習します。
また、上記の科目のほかに、選択科目として「マーケティング」「ビジネス経済」「管理会計」「電子商取引」があります。
目標の資格
◆OA会計コース→全国商業高等学校協会主催簿記実務検定1級、日本商工会議所主催簿記検定2級
◆経営情報コース→国家試験 情報処理技術者試験 ITパスポート
全国商業高等学校協会主催の検定試験が受験できます。
電卓、ビジネス文書(ワープロ)、情報処理、簿記、英語、商業経済
ビジネスコミュニケーション