令和6年8月


8月28日 来週の献立表

来週の献立はこんな感じです。初日のカレーはなくなりましたが、ハヤシライスがあるから元気でいてください。

 


8月28日 幻のカレーライス

29日、30日は台風で休校になってしまいましたね。30日はカレーでスタートしようと思っていましたが、カレーが幻のカレーになっていました。カレー好きの皆さん、月一のカレーは9月分のカレーをまだ使っていません!なんと、9月24日にカレーがありますので安心してください。30日のカレーはあくまでも8月分のカレーです。30日は家でカレーを作ってください。気になる献立表ですが、この後アップします。

 


8月27日 ナイストライ打ち合わせ

今日は9月4日から始まる2年生のナイストライの打ち合わせを担当の竹林先生とzoomで行いました。といっても、調理場ではなく、沖新の海苔養殖業の方たちとの打ち合わせです。昨年、繁忙期に起こしてしまった大ピンチ!の話や、大ピンチを救った社員さんの話、「やっぱり仕事は1人ではできないんだ」と改めて協力することの大切さを学んだという話。打ち合わせも行いましたが、海苔を育てられるときのご苦労などお聞きすることができて、そのまま皆さんに聞いてほしい内容でした。ナイストライの日にまた取材させていただきます。

 


8月23日 余力

余力のある人は、未来に残したい「日本の食」標語コンテストに応募してみてください。HPはこちらから。
フォームから応募できるのでお勧めです。入賞したら、教えてくださいね。

さらに余力のある人は、未来に残したい「日本の食」ポスターコンテストもチャレンジしてみてください。HPはこちらから。
余力のない人は、必死で宿題を終わらせましょう。そっちが大切です。

 


8月23日 猛暑の中の水前寺菜

西原中学校の中庭には、猛暑にも負けず水前寺菜がすくすく育っています。この日差しの中水前寺菜が日焼けをしない理由は、枯れないように抗酸化物質としてたくさんのビタミンCを合成するからです。ヒトはその恩恵を受けているのですね。私たちは野菜に生かされています。夏休み、しっかり野菜を食べてますか。日光をたくさん浴びている野菜のほうがビタミンCをたくさん合成しているので、抗酸化成分が多いですよ。野菜を選ぶときは、日光をたくさん浴びてるかどうかも選択するときの指標にしてみてください。

 


8月23日 ドイツのサッカーの練習風景

この写真は、ドイツのサッカーの練習風景です。サッカー部の林先生にいただきました。林先生は熊本市のスポーツ交流事業の引率でドイツに行かれていたのですが、ドイツのサッカーの練習について興味深いお話をお聞きしました。ドイツでは休憩時間に自由に捕食をとるのだそうです。りんごを丸かじりしたり、バナナを食べたり、チョコウエハースを食べたり。日本にはない文化ですよね。ドイツの中学生は筋肉もしっかりついていたそうです。
運動中にエネルギーが足りなくなると、筋肉のグリコーゲンを使い始めます。十分な糖質の補給がないと、筋肉のたんぱく質も分解して糖質を作るようになります。鍛えてるのに細くなってしまうのは、こういう仕組みなのです。運動のパフォーマンスを上げるにも、これから活躍するための筋肉を育てるためにも適切なエネルギーの補給が必要です。いまの日本の部活動の練習ではこんな光景は見ることができませんが、制服もかわる令和の時代なので、必要なエネルギー量を考えて捕食を取れる時代が来るかもしれません。未来の日本の中学生は筋力もついて強くなれるかもしれません。
皆さんが食べている学校給食も、給食だけで部活動のエネルギー量を取るには量的にも厳しいですよね。1回で食べる量にも限界があるからです。
現在の日本の部活動の練習では、捕食はできないかもしれませんが、運動後にしっかり糖質を取るようにしてください。
それにしても、りんごのまるかじりなんて、なんだかかっこいいですね。海外ドラマのようだ、と思ってしまいました。林先生にお聞きしたら、日本では捕食するといっても〇〇ゼリーのような流動系だそうです。流動系だと効率よく栄養素の摂取ができそうですが、噛む力とかを考えるとどうなんでしょうね。りんごのまるかじりしている選手のほうが噛む力がついて、踏ん張る力もついてそうです。
このりんごのまるかじりは、噛む力につながっているのではないか?と思ってしまった練習風景でした。

さて、1年生は2学期からエネルギー必要量について学習します。林先生と一緒に松岡が授業しますので、楽しみにしていてください。

 


8月22日 長野の蝉(セミ)

この夏、全国の栄養教諭の先生たちの研究協議大会が長野県で開催されましたので、私も最新の食育について学びたいと思い、休暇をいただいて大会に参加してきました。
日本国中異常な暑さなので、長野県もどうせ暑いんだろうと思っていましたが、湿度が熊本よりも低く、朝は爽やかな風が通って、大変過ごしやすかったです。
さて、長野に行って驚いたことがあります。それは蝉の鳴き方です。長野県の蝉の鳴き方は西原中学校の蝉たちの鳴き方と違います。よく、夏のアニメとかで出てくる「ミーンミンミンミンミーン」と鳴いているのです。西原中学校はワシワシワシワシですもんね。おーーーーー!ミーンミンミンと鳴いてる!と感動しました。
長野の人たちが聞いてきた蝉の声は「ミーンミン」だし、見てきた花の色も熊本の人たちが見てる色とはきっと違って、だからこそ同じ日本でも違った感性で、違った文化が培われる。
きっと、長野の食文化はミーンミンと鳴く蝉の声を聞いてきた人たちの感性から生まれた食文化だろうし、熊本は熊本でワシワシワシと鳴く蝉の声を聞いてきた人たちの感性から生まれる食文化です。
その土地で育まれた伝統料理はその土地でしか聞こえない音や、その土地でしか吹かない風に育まれて継承されてきたんだろうなと文化や食文化について考えました。
熊本の郷土料理を伝えるのは、やっぱり皆さんです。熊本の音や色や温度を感じてきた西原中の皆さんが伝えてくことに価値があるのです。
 

 


8月22日 県立大学の調理プログラム

嬉しい感想がまた届いていました。今回はこのホームページでも紹介しておりました熊本県立大学の調理プログラムに参加した3年生の保護者様からのメッセージでした。以下メッセージの一部を載せます。


毎回楽しみに記事を拝見しています。 夏休みも終盤ですが、毎食ご飯を作っていますが、本当に給食のありがたさを痛感している日々です。 息子は食欲旺盛なので、この米不足の中でも毎食米、米、米です…。 早く夏休みが終わってほしいと思う日々です。 鉄分摂取の記事がありましたが、我が家ではなかなかレバー料理を作らないので、是非作りたいと思います。 また、県立大学の調理チャレンジに応募させて頂きました。5回の調理くらい受験生でも出来るだろうと思い申し込みました。コロナ禍で1度も調理実習が学校で無かったので良い機会となりました。反抗期真っ最中ですが親子で包丁の握り方や野菜の切り方など、週1回の台所での会話が楽しくもあります。


この後、給食への感謝も書いていただき、2学期もおいしい給食から食育を進めていこうと励みになりました。
それにしても、3年生はコロナ禍で小学生の頃から調理実習がなかった学年なので本当にいい機会でしたね。ぜひ学校が始まったらどんな料理を作ったのか教えてください。

皆さんからの感想やメッセージはこちらで随時受付中です。

 


8月17日 鉄の続き

急に鉄鉄どうしたんだろうと思われるかもしれません。
実は夏休みの空いてる時間はほとんど皆さんとの学びを記録する作業を行なっています。西原中学校のみなさんがどんな学習で「健康になりたい」と思えたのか、給食を食べた量などを細かくチェックし、授業を振り返りながら記録しています。こういう作業の時必要なのが集中力であり、脳の中の処理能力なのです。なかなかはかどらない、処理能力が足りてないな、と思った時に「貧血が処理能力にまで影響してるのかもしれない」と、自分の能力のせいにせず、栄養不足の原因を考えてみました。やっぱり鉄は大切だと身をもって今感じているのです。治療になると、お医者さんから「ほうれん草を食べて治療しましょう」なんて言われません。どんな治療が待っているかというと、まず内側から出血してないか検査が始まり、お薬と点滴が始まります。ほうれん草の鉄ではなく、ダイレクトに鉄を体に入れるのです。
普段、みなさんには給食の食材から鉄を多く含む食材についてお伝えしています。覚えていますか。
それでもはっきり言うと給食の鉄は足りていません。栄養教諭の先生たちが知恵を振り絞っても、1食295円の給食では、葉物野菜も十分に食べさせることができませんし、牛肉も食べさせることができない。給食だけに頼るのは危険です。自分の家庭での食生活から防衛しておかないといけません。保護者のみなさんがこれを読んでくださっていたら、お子さんの食事に鉄が足りているか確認してみてください。そして、鉄を強化している食品や飲み物などを選ぶもの一つの手かなと思います。同じジュースを買うのであれば、「今日は鉄が入っているこっちを選ぼうかな」とかですね。ちなみに、熊本市の学校給食は鉄を添加した強化食品をあまり使っていません。これはいろんな考えがあるので、みなさんも何がいいのかは自分で勉強して考えてください。

特に、3年生。3年生は受験の時に記憶も勝負になってきます。脳にどんどん酸素を送らないといけません。3年生の保護者の皆さん、夏休みは家庭の食事から鉄強化キャンペーンを行なって、受験勉強の応援をしましょう。私も応援しています!

 


8月17日 夏休みの鉄休み

お盆を過ぎて8月も折り返してしまいました。

冒頭からガッカリするような一言ですみません。これが現実です。みなさん、お元気ですか。たくさん食べれていますか。夏休みもレバー食べてますか。
みなさんに、いつもいつも「鉄を取りましょう」と鉄えもんと一緒になって言っていますが、実を言えば自分が重度の貧血なのです。「貧血は命に関わる病気ではない」と思っていたので、治療していませんでしたが、この夏の健診で随分と強く指導を受けてしまいましたので、やっと治療開始しています。
「貧血くらい」と思ってないですか。階段登るだけで息切れして、立ち上がるとめまいがして、でもなんとか生きていけるのが貧血です。そう思ってたのですが、大きな病気の手術をしようと思った時に貧血だとできないそうです。貧血を治してから手術になるので、その期間待たないといけなくなることがあるのだそう。
それに集中力もなくなるので学習にも影響があります。酸素が行き渡らなくなるから脳にも影響があるのは当然ですね。きっと、記憶力も落ちるでしょうね。末端に酸素が運べなくなるから髪も抜けやすくなる。
まだみなさんは怖くないかもしれませんが、鉄不足になると動悸、息切れが普通になってくるので、心臓に負担がかかります。私の家系は心臓が弱い家系なので、私は人よりも注意しないといけません。まだ、脳機能をフル活用したいし、集中しないといけない仕事もたくさん抱えています。心臓に負担かけて倒れるわけにもいかないので、まじめに治療しようと思ったのです。
そして、次に、西原中学校の皆さんのことが心配になりました。「夏休みにレバー食べてるかなー。もう少し夏休み前に強く言っておくべきだったなー」と。夏休みは好きなものを食べられるからって鉄も休んでいませんか。
鉄不足大国日本だそうです。夏休みもしっかり鉄をとっておいてくださいね。まだ言い足らないので、続きます。

 


8月7日 嬉しい感想

保護者の方から食育情報局についての感想が送られていました。
以下感想より引用
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松岡先生の【感度を上げて「いいことをキャッチしよう」と思っていると、結構な確率でいいことが起きていることに気づけます。】という言葉で、最近感度が下がっていたなと思う節がたくさんあることに気づき、気持ちを新たに今日を過ごしています。 高校生の娘がいつも「今日空を見た?夕日がきれいだったよ!」とか「月がきれいだよ!」と教えてくれます。仕事や家事に追われて、眉間にしわを寄せながら過ごしている日々ですが、スマホだけじゃなく、空を見る習慣をつけ、眉間のしわを定着させないような毎日を送ろうと思います。
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とても嬉しいです。
食育情報局を読んでくださる皆さんのためにも、インプットもしっかり行いながら丁寧に綴っていこうと思います。

いつも感想をチェックできませんが、みなさんからの温かい言葉はとても嬉しく思っています。ありがとうございます。

 


8月7日 クールダウン

お久しぶりです。みなさん、夏を楽しんでいますか。こちらは、夏休みに入って、令和7年度の献立を立てる作業と、研修会と、自分の健康を確認すること(健診)に追われています。
今日は2学期の家庭分野の食の授業をどうやって進めたらいいかについての検討会を近隣校の家庭科の先生と行っていました。探究ルームで話し合っていたのですが、変わるがわる体育館で練習をしていた部活動性が訪れます。この夏から、部活の合間や部活の終了時に熱中症予防のためのクールダウンができるように探究ルームが活用されています。暑い夏でもしっかり練習して、体がどんどん鍛えられますね。顧問の先生が言われていましたが、しっかり休養と栄養もとってください。

 

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