令和6年度校内研究
10月24日(木)熊本市教育センター研究モデル校授業研究会のご案内
令和6年10月24日(木)研究モデル校授業研究会を行います。
2年生英語言語活動でのAI活用(生成AI活用)
10月18日(金)
ニューヨークを主人公が旅する単元の最後の活動が、ALTの先生の興味関心を尋ねて、理想のニューヨーク市の旅行プランを考えようという課題でした。班ごとにALTの先生に質問を考え、情報を得た後で、生成AIに尋ねると、相応しい観光地が提案されたました。それを英語にして、ALTの先生にプレゼンするという内容です。
ALTの先生に興味関心を英語で質問して、生成AIに日本語で質問し、旅行プランをまとめて、次時には学習した文法事項を活用して、自分で英語に翻訳して説明します。
◆よかった点
以前はニューヨークの情報は教科書だけの内容で案内をさせたり、ニューヨークの情報が少ないため、熊本の情報に変えたりしましたが、実は熊本の情報もあまり知らないため情報量が少なく、今一つ学習が盛り上がりませんでした。
しかし、今回はいろいろなデータがでてくるので、多くの中から選択し、自分たちで旅行プランを作成することができて盛り上がりをみせました。また、同じようなことをこれまでのように検索エンジンで調べようとしたら、結構時間がかかることになり、今回大変な時間短縮になりました。
◆わるかった点
わるい点はなかった。困った点もありませんでした。
野球をやっている生徒がヤンキースタジアムをプランに入れたくて、ALTの先生に英語で「野球が好きか」と聞いたら、速攻で「No!」と言われて撃沈していました。
1年生 専門家による講演会「魅力ある作品づくりとは」(総合的な学習の時間✕ICT)
10月17日(金)
1年生は総合的な学習の時間に「黒髪校区の魅力を世界に発信しよう」をテーマに動画等の制作に取り組んでいます。
今回はアカウントプランナーの眞藤隆次さんをお迎えして、ご講演をしていただきました。
「必要なことはチームワークと下調べである」など、魅力あるものを作り上げるために必要なことは何かについてお話くださいました。
前もって提出していた動画を見ての感想や追加の資料やアドバイスを各グループにしていただき、今後はアドバイスを生かした改善や、より魅力的な動画作成の工夫を行い、学年での全体発表をする予定です。
※アカウントプランナーとは、クライアント企業に対して新聞やテレビ、ラジオ、雑誌、Webメディアなどへの広告出稿をサポートする職種です。
3年理科実験計画づくり AI活用の検証(生成AI活用)
10月11日(金)
A組では生成AIを活用し、B組では生成AIを活用せずに実験計画を立てました。どちらのクラスも個人で考えた後に班で話し合う形式で行い、比較を行いました。
◆活用したクラス
・課題解決へのアプローチの仕方がわからない生徒が多く感じました。何を生成AIに聞けばよいかわからない生徒が多く、具体例を示すと手が進んでいました。
・導入で行った実験で使った器具ではなく、生成AIが示した実験方法で計画している生徒が多かったです。→生成AIが示した実験器具が良いのか、導入で行った実験の器具が良いのか議論しているところもあり、深い学びにつながっていました。
◆活用しなかったクラス
・クラスの9割が導入で行った実験をもとに計画を立てていました。生成AIを使用したクラスのように議論する場面は少なかったです。
・議論する時間が少ない分、ワークシートに書き込まれている量が多かったです。
前時の続きです。引き続きA組では生成AIを活用し、B組では生成AIを活用せずに実験結果をまとめて、分子モデルを考えました。
◆活用したクラス
・メリット
目では見えない原子やイオン、電子の受け渡しを考えるため、質問が多いと思っていましたが、生成AIでやりとりを行って解決していた生徒が多かった。教師の負担が軽減されたと思いました。
・デメリット
生成AIの回答内容で難しいものがあり、生徒が悩んでいました。「中学生レベル」などのプロンプトを指定するとよかったです。
生徒のモデル図は正解でしたが、生成AIがよくわからないことを回答していました。
◆活用しなかったクラス
・メリット
班員と全員が同じペースで、一つ一つ丁寧にモデルを書いていました。
・デメリット
生徒の質問が多く、1つ1つの班に対応する時間が少なかったです。
プロンプト次第で、回答が変わってきます。生成AIでは”Garbage In,Garbage Out”(ゴミを入れたら、ゴミが出てくる)といわれます。実際の答えはとても中学生が見ても難しい文章でした。
また、その文章が本当にそうなのかの判断がつかないものでした。そこで、プロンプトの工夫とファクトチェックがやはり必要だと思いました。
生徒が手書きしたノートの文章を写真で撮って、それを生成AIに張り付けて答え合わせをされたようです。結果はOKだったそうです。そんなこともできるんですね。
3年英語によるディベートでのAI活用(生成AI活用)
10月3日(木)
【主体的な学び】3年英語:話すこと(やり取り)
日常的な話題について、自分の考えを整理し、語句や文を用いて伝えたり、相手の質問に答えたりするディベートの授業でChatGPTが活用されていました。
生徒たちはクラスを8チームに分け4つのとトピックでディベートを行うことにしました。
Google翻訳やWebページを活用してもいいようにとタブレットの使用を指示しましたが、その際に、自分たちの主張を裏付ける根拠を得るために、ChatGPTを使用する班も出てきました。
生徒たちはプロンプトを入力し、必要な情報を得て、それを英訳させ、その後、生徒たちにとって難しい英語表現が多かったので、生徒たちは自分たちで再考しながら、やさしい英文になるように考えました。
班によっては「中2でもわかるように」とプロンプトを記述して英文を作成した生徒もいました。
タブレットの使用を指示しただけですが、教師の予想に反して、生成AIを活用する生徒や、プロンプトを工夫する生徒もいて、活発なディベートの用意ができました。
生徒による文書添削(生成AI活用)
9月30日(月)
立会演説の原稿の添削に使わせました。特に、文章がわかりにくくこちらの添削が追いつかない生徒について、写真のような指示を出しました。結果、とてもわかりやすくなりました。
大切なのは、その違いを子どもたちが自分で理解していくことと思いますが、その部分は子どもに任せるしかないので‥。それができれば、文章を書く力はむしろ伸びそうです。
生徒は自分の意見はもっているが文章を書くのが苦手で、自分が伝えたいことがうまく伝わらないと感じていたようです。生成AIを活用して原稿の添削をおこない訂正した結果、生徒も満足のいい文章が出来上がりました。
1年総合的な学習の研修授業を実施しました。(総合的な学習の時間✕数学✕ICT)
9月25日(水)
1年生の総合的な学習の時間で「文字の式で学んだことを説明する動画を制作しよう」というテーマで研究授業を行いました。
数学で学んだ文字の利用について学習し、学んだことを説明する動画の制作です。NHK for Schoolのコンテンツを参考にしながら、動画の構成や演出を考えます。
単元構想・学習指導案はこちら
必要な情報を収集し、整理、分析する能力を養い、自ら課題を見つけ、自分の考えを伝えたり、相手の意見を取り入れたり、班で協力して共に課題の解決に向かって努力することが目標です。
生徒たちはテーマを一つに絞り、絵コンテを作りました。今後、動画を撮影して編集します。
9月20日(金)授業を視察しに来られました(各教科✕ICT)
9月20日(金)に熊本大学教職大学院の先生や熊本市教育センターの方が授業を視察されました。
その時の様子を熊本市教育センター山下指導主事がレポートとしてまとめられたのでご紹介します。
生徒対象のAI研修会を実施しました。(生成AI活用)
9月4日(水)講師にCanva Japanの坂本良晶さんをお招きし、熊本大学の講義室をお借りして、生徒向けのAI研修会を行いました。
生徒に向けた講話では、生成AIの仕組み、利便性・リスクや留意点、ファクトチェックについて学び、その後、課題解決に向けた演習を行いました。
課題では自分のイメージするよいよい回答を引き出すため、AIとの対話を体験し、個人で作成した画像を班で共有したり、対話によって改善したりと、生徒たちも楽しく意欲的に活動していました。
夏休みカリキュラムマネジメント校内研修を実施
8月28日(水)
夏休みを利用じ、総合的な学習の時間の取り組みが生徒の探究になるように、2度目の校内研修を行いました。
1年生は「地域の魅力を発信する」をテーマにした単元。
2年生は「整地に役立つロボットの機構づくり」をテーマにした単元。
生徒が楽しんで取り組む単元の工夫について協議しました。
この取り組みは、今年の研究モデル校発表会にて公開します!
小中合同アプリ活用研修会
8月2日(金)
iOSのクリエイティブ系のアプリを授業で活用する小学校との合同研修会は、今年で3回目をむかえました。
keynoteやPagesなどのアプリ活用を考える研修の後は、グループを再編成し、参加者の学びを共有するディスカッションを行ないました。
全体会では、熊本大学教職大学院の前田康裕先生から、小中学校が連携して行うICT活用のあり方についての講話がありました。
半日の研修会でしたが、校種を超えて交流し、2学期からの授業改善を考えることができた研修会でした。
生成AI活用をめざす研修会
7月11日(木)
Canva Japanの坂本良晶さんを招き、生成AIの特長や授業での活用を学びました。
ChatGPTは対話型のAIが特長で、LLMと呼ばれる言語モデルに基づく回答の中には「それっぽい」答え(ハルシネーション)を導き出す場合があることを知りました。
Canvaのワークショップでは、地域の課題を解決するアイデアを、AI機能で画像生成し、創造的な考えをもつことができ有意義な体験ができました。
AIが普及した社会では、情報の検索や整理が自動化されるので、授業では情報への付加価値を行うことに活用できるとのアドバイスがありました。
AIの授業活用が情報活用能力の育成の手立てになることを学ぶことができました。
創造的なICTの活用
三年生の総合的な学習の時間では、地域の減災や防災について探究しています。集めた情報を分析、評価して、改善する過程にICTが活用されています。
カリキュラムマネジメント校内研修を実施
5月22日(水)
社会の課題解決を目標にする総合的な学習の時間のあり方をテーマに、 カリキュラムマネジメントの校内研修を行いました。
地域でのフィールドワーク、人材の活用、教科横断する単元の工夫など、授業のアイデアを構想しました。